最新記事

英王室

ヘンリーは女王の死を「報道」で知った 連絡が3時間後になったのは新国王の意向?

Charles Not Telling Harry About Queen Dying Before Public Was 'Cruel'

2022年10月7日(金)17時38分
ジャック・ロイストン
ヘンリー王子

チャールズ国王夫妻や妻メーガンなどとともにエリザベス女王の国葬に参列したヘンリー王子(9月19日) Toby Melville-Reuters

<エリザベス女王の死去後、すぐに駆け付けなかったヘンリー。彼が祖母の死を知ったのは、ほかの家族よりずいぶん後になってからだったようだ>

英ヘンリー王子が祖母であるエリザベス女王の死について知ったのは、家族や王室職員からの連絡によってではなく、テレビのニュースによってだった。この一件については、「新国王チャールズ3世の性格を物語っている」とする専門家もいれば、「チャールズがこんなことを望んでいたはずはない」とする専門家もいて、意見は真っ二つとなっている。

■【動画】なぜか他のメンバーに大きく遅れて女王のもとへ到着したヘンリー王子

スコットランドの国立記録局は9月29日、エリザベス女王の死亡診断書を公開。これにより、女王はスコットランドのアバディーンシャーにあるバルモラル城で、9月8日の午後3時10分に亡くなったことが明らかになった。

チャールズと妹のアン王女は、女王の最期の瞬間に立ち会った。英王室のそのほかのメンバーは、この時点ではまだバルモラル城に向かっている途中だった。だがヘンリーについては、ほかのメンバーよりも遅れて自ら移動手段を手配してバルモラル城に向かわなければならず、女王死去の知らせを受けたのは3時間以上後だったとされる。

英王室が女王死去についてヘンリーに連絡を試みたのは、午後6時を過ぎてからだった。この時点でヘンリーは既に飛行機に乗っており、連絡はつかなかった。そのためヘンリーは、飛行機が着陸した午後6時46分頃に、テレビのニュースで女王の死去を知ることになったという。

「意図的で残酷な決定」

既に多くの国民が、ヘンリーも先に彼の祖母の死を知っていた。本誌だけでも、この時点までに既に女王死去に関連して7本の記事を掲載しており、世界中のメディアが購読者の携帯電話に直接、ニュース速報を送信。また多くの人が、女王の死去を伝えるニュースをテレビの生放送で見ていた。

作家のショーラ・モス・ショグバミムは本誌に対して、「祖母が既に死去したことについて、英王室は先にヘンリーに伝えてから国民に向けて発表することもできたのにそれをせず、きわめて重要なプライベートな情報の輪から彼を外した。この決定は意図的であり、残酷だ」と語り、さらにこう続けた。「この決定は英王室のトップである新国王チャールズ3世が下したものだと確信している。父親が息子にそんなことをするなんて、どういうことなのか」

だが王室伝記作家のイングリッド・スワードは本誌に対して、チャールズに責任があるとは思わないと語った。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

北朝鮮、4日に極超音速ミサイル発射実験 米をけん制

ビジネス

午前の日経平均は大幅反発、海外・個人マネー流入の思

ビジネス

見通し実現なら経済・物価の改善に応じ引き続き利上げ

ビジネス

米債券市場、26年はリターン縮小か 利下げペース鈍
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ISSUES 2026
特集:ISSUES 2026
2025年12月30日/2026年1月 6日号(12/23発売)

トランプの黄昏/中国AI/米なきアジア安全保障/核使用の現実味......世界の論点とキーパーソン

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    眠る筋力を覚醒させる技術「ブレーシング」とは?...強さを解放する鍵は「緊張」にあった
  • 2
    アメリカ、中国に台湾圧力停止を求める
  • 3
    中国軍の挑発に口を閉ざす韓国軍の危うい実態 「沈黙」は抑止かそれとも無能?
  • 4
    2026年の節目に問う 「めぐみの母がうらやましい」── …
  • 5
    野菜売り場は「必ず入り口付近」のスーパーマーケッ…
  • 6
    ベネズエラ攻撃、独裁者拘束、同国を「運営」表明...…
  • 7
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 8
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 9
    「対テロ」を掲げて「政権転覆」へ?――トランプ介入…
  • 10
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦…
  • 1
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめる「腸を守る」3つの習慣とは?
  • 2
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチン、その先は袋小路か
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    中国軍の挑発に口を閉ざす韓国軍の危うい実態 「沈黙…
  • 5
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と…
  • 6
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 7
    眠る筋力を覚醒させる技術「ブレーシング」とは?...…
  • 8
    なぜ筋肉を鍛えても速くならないのか?...スピードの…
  • 9
    「すでに気に入っている」...ジョージアの大臣が来日…
  • 10
    「サイエンス少年ではなかった」 テニス漬けの学生…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 6
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 7
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 8
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 9
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 10
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中