<優秀だった少年はロサンゼルス郊外の自室で突然、命を絶たれた。11月初めには、家族と車で移動中の子供が弾に当たって死ぬ事件もあった>

カリフォルニア州パサデナに住む13歳の少年が11月20日の夜、自分の寝室で、流れ弾に当たって死亡した。

撃たれた時、少年はビデオゲームをしていたと伝えられている。ちょうどそのころ、少年の自宅近くで銃の発砲事件が起きていた。少年の氏名は公表されていない。

発砲事件については原因も、関係していた人物も現時点では明らかになっていないが、少年の家の近くで約3~5発の発砲があったともようだ。このうち一発が少年の寝室の窓を突き破り、少年に当たった。撃たれた少年を家族が発見し、助けを求めた。

家に到着した救急チームは、少年が銃弾による傷を負っていたことを確認した。現場で心肺蘇生措置が施された後、近くの病院に運ばれたが、まもなく死亡が宣告された。

「この悲劇的な事件について何かご存じの方、または何かを目撃した方は、パサデナ警察に名乗り出てください」と、同市のマーク・グッドマン警察署長は声明を出した。「情報提供者の身元は明かしません。私たちが望んでいるのは、この悲劇的な事件を引き起こした人物を見つけ出し、裁きを受けさせることです」

「警察はあらゆる映像を手元に集め、検証している」と、パサデナ警察長ジョン・ペレスは、地元のテレビ局KTLAを通じて語った。「何時間分もの映像があるので、見なければならないものがたくさんある。まだ事件が起きた時間の映像は見ていない」

近所で発砲事件が頻発

被害者は犯罪とはまったく縁のない、成績がオールAの優秀な生徒だったとペレスは語った。

「私たちのコミュニティにとって、まぎれもない悲劇だ」と、ペレスは言う。「この13歳の少年は犯罪とは無関係だった。家でテレビゲームをしていただけだ。13歳の子供ならだれでもやっていることだ」

少年の家の隣に住むジョビタ・ゴンザレスは、20日の夜に2発の銃声を聞き、何が起こっているのかを見に出かけた、とパサデナ・モーニング・スター紙に語った。彼女が見たのは、家の前庭で助けを待つ少年の家族の姿だった。父親はその場に立ち尽くし、母親はすすり泣いていたという。

「母親は何も言わずに、手を差しだし、私を抱きしめた」と、ゴンザレスは続けた。「そして自分の肺のあたりを指差し、『あいつらが息子を傷つけた』と叫んだ。そして、救急車はきたか、と何度も尋ねた」

ここ数カ月、この界隈では何度も発砲事件があったとゴンザレスは言った。

「私たちはうんざりしている。もう犬を連れて外出することもできない。撃たれるんじゃないかと怖くてしかたがないから」

本誌はパサデナ警察にこの事件に関するコメントを求めた。

11月初めにも、罪のない子供が流れ弾に当たって死ぬ事件があった。サンフランシスコからカリフォルニア州フリーモントに向かっていた家族の車のなかで、眠っていた2歳の子供が外から飛んできた弾に当たって死亡した。警察は、近くの車両で撃ち合っていた二組のギャングが発砲した弾丸が当たったものと考えている。

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