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相次ぐ政治家の論文盗用疑惑と辞任 なぜドイツだけ?

2021年6月1日(火)17時50分
モーゲンスタン陽子

真の問題は政治家ではない

「アンゲラ・メルケルの博士論文のチェックを何度依頼されたかわからない」とウェーバー=ヴルフは言う。だが、具体的な指摘もなくただ「怪しい」という意見に取り合うわけにはいかず、また政治家によるケースはごくわずか(2011年の活動開始以降Vroniplag Wiki は211の盗用を認めたが、うち政治家によるものは20件にも満たない)と言う。さらに、真の問題は、コピー&ペーストでPh.D.を取ったその他大勢の研究者と、それを査読した様子もない学術機関だと警告する。

ギファイは9月のベルリン首長選へ出馬予定だが、大臣辞任後もこれは変わっていない。若干43歳で、政治家としての評価も高かったギファイの場合も、選挙に向けて辞任への要求が高まるような作為があったのかもしれない。辞任後に行われたターゲスシュピーゲルのアンケート調査では、ドイツ人の49.4%、ベルリン市民の47.5%が彼女の敗北を予想している。

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