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ワクチン供給の憂いなし...モンゴルの戦略的外交が導いた成功モデル

A Vaccine Success Story

2021年5月14日(金)18時48分
ボロル・ハジャブ(米インディアナ大学ブルーミントン校モンゴル協会所属研究者)

さらに、モンゴル新政権を率いるロブサンナムスライ・オヨーンエルデネ首相は4月26日、モヒンダー・パラタップ・シン駐モンゴル・インド特命全権大使と会談した。

インドは2月22日、アストラゼネカのワクチン15万回分をモンゴルに無償提供している。「『精神上の隣国』で『戦略的パートナー』のモンゴルに、最初にワクチンを提供する国になることを喜ばしく思う」と、当時シンは語った。

両国が15年に結んだ戦略的パートナーシップは、パンデミックのさなかで配当をもたらしている。モンゴルは、インドのワクチン外交の「最初期段階」でワクチン提供を受けた13カ国のうちの1つだ。インドの1日当たりの新型コロナ感染者数が世界最多を記録する今、モンゴルは同国に100万ドルを寄付している。

オヨーンエルデネ政権は7月までに、18歳以上の国民全員(総人口約329万人のうち62%を占める)のワクチン接種を目指す。「国民皆接種に必要なワクチンは420万回分で、既に200万回分を確保した」と、ボロルトヤ・チュルンバートル首相報道官は述べている。

新型コロナのパンデミックは国家の外交政策の重要性と、戦略的な外交努力が生み出し得る結果を浮き彫りにした。モンゴルの見事な「ワクチン外交力」は、長年の多角的な外交政策のたまものだ。

©2021 The Diplomat

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