最新記事

感染第2波

東京都、14日の新型コロナウイルス新規感染389人 累計1万7000人を突破

2020年8月14日(金)22時00分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

写真は8月13日、都内の公園で。REUTERS/Issei Kato

14日、都内で新たに389人の新型コロナウイルス陽性者が確認された。NHKなど国内メディアが報じた。

300人を超えるのは5日ぶり、100人を超えるのはこれで37日連続となる。

この日確認された陽性者のうち、20代と30代を合わせて226人で約58%、40代と50代を合わせて96人で約24%、70代以上の高齢者は28人が確認されているという。一方、感染経路が不明な人は242人で62%にのぼっている。

これで都内で確認された陽性者の合計は17069人と1万7000人を突破した。このうち半数が7月15日以降の1カ月間に確認された陽性者で占められており、8月に入ってから確認された陽性者の合計は4378人と4000人を突破した。

東京都では4月17日に206人の感染確認をピークに、徐々に新規陽性者が減り続け、5月23日には新規陽性者が2人まで減少。感染拡大の抑え込みに成功したかに見えたが、その後、新規陽性者が増加。7月に入り連日100人以上の感染が確認されている。東京アラートが解除され各種の営業自粛が解除された6月11日以降の累計では11648人となり、1万1000人を突破した。

熱中症の患者増加、コロナ治療を圧迫

こうした状況を受けて東京都は13日、感染状況と医療提供体制の分析を行うモニタリング会議を開催した。このなかで、感染状況については、新規陽性者数の7日間平均が312.7人、新規の陽性者における接触歴等不明者数が7日間平均で200人と高止まりの状況になっているほか、新規陽性者数が3日間で1000人を超えるペースで推移し減少の兆しが見られない、また40代以上の感染が拡大しているといったことから、4段階のうち最高レベルの「感染が拡大していると思われる」を維持した。

また「医療提供体制」については入院患者数の増加が続いて一時1700人を超えたものの重症の患者数が横ばいであること、新規入院患者数の急増を踏まえて救命救急医療などの通常の医療の維持にも配慮しながらさらに病床確保を進める必要があること、また重症者患者は新規陽性者数の増加から遅れて増加する傾向があることから今後の警戒が必要だということで、4段階のうち上から2番目の「引き続き体制強化が必要だ」という判断を示した。

小池都知事は14日の記者会見で「感染状況と医療提供体制のレベルには変わりはないが、現状を改めて言うと"感染拡大特別警報発令中"で、依然として厳しい状況にある」と語り、こうした状況に合わせて「医療提供体制の強化を図り、無症状・軽症者を受け入れる宿泊療養施設として昨日からアパホテル浅草田原町駅前を開所した。それから来週は東京虎ノ門東急REIホテルで新たに開設ということで都合3000室を超える体制ができた」として、今後も感染状況を見ながら、新規感染者の多くを占める無症状・軽症者への対応を進めることを明らかにした。


東京都・新型コロナウイルス陽性患者数


  

東京都・新型コロナウイルス陽性患者数・累計

  

PCR検査等の結果

 

入院患者数

 

感染者の現在の状況

*チャーター機帰国者、クルーズ船乗客等は含まれていない
*「重症」は、集中治療室(ICU)等での管理又は人工呼吸器管理が必要な患者数を計上
*退院者数の把握には一定の期間を要しており、確認次第数値を更新している
 


【関連記事】
・コロナ感染大国アメリカでマスクなしの密着パーティー、警察も手出しできず
・巨大クルーズ船の密室で横行するレイプ
・新たな「パンデミックウイルス」感染増加 中国研究者がブタから発見
・韓国、ユーチューブが大炎上 芸能人の「ステマ」、「悪魔編集」がはびこる


2020081118issue_cover150.jpg
※画像をクリックすると
楽天ブックスに飛びます

2020年8月11日/18日号(8月4日発売)は「人生を変えた55冊」特集。「自粛」の夏休みは読書のチャンス。SFから古典、ビジネス書まで、11人が価値観を揺さぶられた5冊を紹介する。加藤シゲアキ/劉慈欣/ROLAND/エディー・ジョーンズ/壇蜜/ウスビ・サコ/中満泉ほか

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

プーチン氏、エジプトに穀物・エネハブ創設提案 制裁

ワールド

米軍のイラン攻撃は「戦争犯罪」の可能性=米専門家

ワールド

ロシア、ドローン部隊に大学生勧誘 高い給与など提示

ワールド

ホルムズ海峡の商船保護決議案、安保理で採決へ 中国
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:日本企業に迫る サステナビリティ新基準
特集:日本企業に迫る サステナビリティ新基準
2026年4月 7日号(3/31発売)

国際基準の情報開示や多様な認証制度──本当の「持続可能性」が問われる時代へ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    なぜイスラエルは対イラン戦争を支持するのか...「イラン恐怖」の正体
  • 2
    攻撃開始日も知っていた?──イラン戦争を巡る巨額取引、インサイダー疑惑が市場に波紋
  • 3
    年金は何歳からもらうのが得? 男女で違う「最適な受給年齢」
  • 4
    破産申請の理由の4割以上が「関税コスト」...トラン…
  • 5
    血圧やコレステロール値より重要?死亡リスクを予測…
  • 6
    日本の男女の賃金格差は世界でも突出して大きい
  • 7
    人口減の自治体を救う「小さな浄水場」──誰もが常に…
  • 8
    満を持して行われたトランプの演説は「期待外れ」...…
  • 9
    先進国が出生数の減少を嘆く必要はない? 「経済的…
  • 10
    「一般市民に敵意なし」...イラン大統領が米国民宛て…
  • 1
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 2
    「水に流す」日本と「記憶する」韓国...気候と地理が育んだ「国民意識の違い」とは?
  • 3
    ヘンリー・メーガン夫妻の豪州訪問に3万6000人超の反対署名...「歓迎してない」の声広がる
  • 4
    記憶を定着させるのに年齢は関係ない...記憶の定着度…
  • 5
    攻撃開始日も知っていた?──イラン戦争を巡る巨額取引…
  • 6
    ロシア経済を支える重要な港、ウクライナのものと思…
  • 7
    なぜイスラエルは対イラン戦争を支持するのか...「イ…
  • 8
    映画『8番出口』はアメリカでどう受け止められた?..…
  • 9
    中国最大の海運会社COSCOがペルシャ湾輸送を再開──緊…
  • 10
    オランウータンに「15分間ロックオン」された女性のS…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 4
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 5
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 6
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 7
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 8
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 9
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 10
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中