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韓国社会

元慰安婦に告発された支援団体の「腐敗の構図」

“Justice” in Question

2020年5月25日(月)16時00分
前川祐補(本誌編集部)、朴辰娥(ソウル)

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ほとんど使われなかった元慰安婦のための「憩いの場」 YONHAP NEWS/AFLO

元慰安婦の李がこのタイミングで尹に反旗を翻したのは、尹が4月の総選挙で国会議員に当選したことが引き金になったとの見方がある。不正会計や情報隠蔽に耐えていた李が、尹の選挙に「利用された」と憤慨したからだ。

日本からの援助を優先するため、慰安婦問題は朴正煕(パク・チョンヒ)の軍事政権時代には伏せられていた。いわば韓国政治の闇だが、それが明るみに出たのは1987年の民主化後、鬱憤に耐えられず声を上げた元慰安婦たちの告発によってだった。

そして今度は、彼女たちを支援してきたはずの尹が、不正で権力を手にしたと元慰安婦に告発される──。まさに歴史は繰り返す、だ。

<2020年6月2日号掲載>

【参考記事】韓国でまたも「慰安婦問題」 支援団体の不正会計疑惑を91歳が告発
【参考記事】「慰安婦」はいかに共通の記憶になったか、各国学生は何を知っているか

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