最新記事

感染症対策

新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(17日現在)

2020年3月17日(火)20時00分

トランプ米大統領は16日、新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた指針を強化し、10人以上の集会や不要不急の旅行、レストランやバーでの飲食を避けるよう促した(2020年 ロイター/LEAH MILLIS)

■EU・中国首脳会議、新型コロナで延期

欧州連合(EU)と中国が3月末に北京で開催を予定していた首脳会議が、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期になった。

■フランス、450億ユーロ規模の企業支援措置導入へ=経済・財務相

フランスのルメール経済・財務相は17日、450億ユーロ(502億ドル)規模の企業支援措置を導入する考えを示した。

■今年の海外旅行、過去最大の前年比10.5%減の見通し=調査

コンサルティング会社ツーリズム・エコノミクスは、今年の海外旅行が前年比で少なくとも10.5%減と、過去最大の減少を記録するとの見通しを示した。新型コロナウイルスの感染が急激に拡大していることが背景。

■台湾総統、市民に域外旅行控えるよう呼びかけ 感染者が初の2桁増

台湾の蔡英文総統は17日、新型コロナウイルスを持ち帰らないようにするため、市民に域外へ旅行しないよう呼びかけた。台湾当局は感染者が初めて2桁増加したと発表、すべて域外での感染症例だったことを受けた。

■トランプ米大統領が「中国ウイルス」とツイート、中国政府は抗議

トランプ米大統領がツイッターで、新型コロナウイルスを「中国ウイルス」と呼んだことについて、中国外務省は17日、中国を中傷するものだとして強く抗議した。

■ドイツ経済相、新型コロナウイルスの影響は5月末まで続くと予想

ドイツのアルトマイヤー経済相は、新型コロナウイルス感染拡大の影響は5月末まで続くとの見通しを示した。

■豪研究所、新型コロナへの免疫反応調査 「インフルと同じ」

オーストラリアのピーター・ドハーティー感染・免疫研究所は17日、人間の免疫システムの新型コロナウイルスへの反応が、インフルエンザに対する場合と同じことが分かった、と明らかにした。ハント豪保健相は、ワクチンや治療法の開発に向けた重要な一歩となる、と評価した。

■インド、タージ・マハルなど観光名所閉鎖 感染確認者125人に

インドは新型コロナウイルスの感染対策として、最も有名な観光名所のひとつであるタージ・マハルを閉鎖した。また、同国の金融センターであるムンバイは16日夜、必要不可欠なサービスを提供している場合を除き、オフィスのスタッフの半分を在宅勤務とするよう命じた。

■新型ウイルス、世界の死者が7100人突破

ロイターの集計によると、17日時点で新型コロナウイルスの感染者は世界全体で18万2260人を超え、死者は7100人を突破した。中国以外の国・地域での感染者・死者数は、新型コロナが発生した中国を上回った。

■中国本土の新型コロナ新規感染者が増加、入国者の感染が原因

中国当局の17日の発表によると、中国本土の新型コロナウイルスの新たな感染者は16日に21人と、前日の16人から増加した。国内の感染者は減っているが、海外からの渡航者が感染しているケースが後を絶たず、増加ペースをゼロに抑える当局の取り組みは難航している。

■NZ政府、総額73億ドルの経済対策発表 金融危機時上回る規模

ニュージーランド(NZ)政府は17日、新型コロナウイルス感染拡大による同国経済への悪影響を和らげるため、121億NZドル(73億1000万米ドル)規模の経済対策を発表した。

■韓国、新型コロナ対策で全入国者に厳格な検疫手続き適用

韓国政府は17日、入国者に対する検疫強化措置である特別入国手続きの適用対象を全ての国に広げると発表した。19日から実施する。新型コロナウイルスの国内感染者数の増加ペースが落ちるなか、水際対策を一段と強化する。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

ロイターネクスト:米第1四半期GDPは上方修正の可

ワールド

バイデン氏、半導体大手マイクロンへの補助金発表 最

ビジネス

米国株式市場=下落、予想下回るGDPが圧迫

ワールド

中国の対ロ支援、西側諸国との関係閉ざす=NATO事
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:世界が愛した日本アニメ30
特集:世界が愛した日本アニメ30
2024年4月30日/2024年5月 7日号(4/23発売)

『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 2

    中国の最新鋭ステルス爆撃機H20は「恐れるに足らず」──米国防総省

  • 3

    今だからこそ観るべき? インバウンドで増えるK-POP非アイドル系の来日公演

  • 4

    「すごい胸でごめんなさい」容姿と演技を酷評された…

  • 5

    未婚中高年男性の死亡率は、既婚男性の2.8倍も高い

  • 6

    「誹謗中傷のビジネス化」に歯止めをかけた、北村紗…

  • 7

    心を穏やかに保つ禅の教え 「世界が尊敬する日本人100…

  • 8

    「たった1日で1年分」の異常豪雨...「砂漠の地」ドバ…

  • 9

    やっと本気を出した米英から追加支援でウクライナに…

  • 10

    「鳥山明ワールド」は永遠に...世界を魅了した漫画家…

  • 1

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 2

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価」されていると言える理由

  • 3

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた「身体改造」の実態...出土した「遺骨」で初の発見

  • 4

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の…

  • 5

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 6

    医学博士で管理栄養士『100年栄養』の著者が警鐘を鳴…

  • 7

    ハーバード大学で150年以上教えられる作文術「オレオ…

  • 8

    「たった1日で1年分」の異常豪雨...「砂漠の地」ドバ…

  • 9

    NewJeans日本デビュー目前に赤信号 所属事務所に親…

  • 10

    「誹謗中傷のビジネス化」に歯止めをかけた、北村紗…

  • 1

    人から褒められた時、どう返事してますか? ブッダが説いた「どんどん伸びる人の返し文句」

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の瞬間映像をウクライナ軍が公開...ドネツク州で激戦続く

  • 4

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈…

  • 5

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 6

    88歳の現役医師が健康のために「絶対にしない3つのこ…

  • 7

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士…

  • 8

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 9

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 10

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中