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菅官房長官「クルーズ船273人の検疫実施中。下船を認める状況でない」

2020年2月5日(水)18時50分

クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」船内での検疫作業。REUTERS

菅義偉官房長官の午後の会見で、現在調整中のチャーター便第4便の出発以降に中国からの帰国希望者が確認できた場合、新たな便を派遣する方向で調整するとの見解を示した。

また、4便での帰国者の中に、日本国籍の配偶者など外国籍の人が含まれるかとの質問に対し、どのような関係まで認めるかも含め、中国側と調整中であるとした。

外国籍の帰国者のチャーター便のコスト負担については、搭乗対象者を調整中であり、それ以上の「コメントは控える」と述べるにとどめた。

一方、新型肺炎のウイルス検査で10人の陽性者が出た横浜港に停泊中のクルーズ船の乗客について、菅官房長官は陽性の10人が船内にいたことを踏まえ「現在、273人の検疫を実施中であり、下船を認める状況でない」と語った。

また、クルーズ船を保有する企業への休業補償、船内に滞在する乗客のコスト負担などについては、具体的な検討に至っていないと述べた。

[東京 5日 ロイター]


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