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ノーベル平和賞

ノーベル平和賞にエチオピアのアハメド首相 隣国エリトリアとの和平に尽力

2019年10月12日(土)03時49分

ノルウェーのノーベル賞委員会は今年のノーベル平和賞をエチオピアのアビー・アハメド首相(写真)に授与すると発表した。アディスアベバで1月17日撮影(2019年 ロイター/Tiksa Negeri)

ノルウェーのノーベル賞委員会は11日、今年のノーベル平和賞をエチオピアのアビー・アハメド首相(43)に授与すると発表した。隣国エリトリアとの和平に尽力したことが理由。

エチオピアとエリトリアは長年対立が続き、1998─2000年には国境を巡って紛争状態にあったが、2018年4月の首相就任後、エリトリアとの関係改善を進め、7月に関係が正常化した。

ノーベル賞委員会は授賞理由について、アビー氏の「平和と国際協力を実現する取り組み、特に隣国エリトリアとの国境紛争を解決する断固とした指導力」を評価したと説明した。

アビー氏は授賞を伝える委員会からの電話に「慎み、かつ興奮している。アフリカ、そしてエチオピアに与えられた賞だ」と喜びを表した。

*情報を追加しました。



[オスロ 11日 ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

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