最新記事

日本の皇室 世界の王室

才媛、モデル、サッカー選手... 世界を騒がせる注目の王室メンバーたち

TEN NOTEWORTHY ROYALS

2019年5月8日(水)17時25分
ニューズウィーク日本版編集部

ハムダン王子(36)

Hamdan bin Mohammed

magSR190508monarchs-p4b.jpg

GARETH CATTERMOLE/GETTY IMAGES FOR DIFF

アラブ首長国連邦(UAE)・ドバイ

誰でもSNSではリア充をアピールしたいものだが、ドバイ皇太子のハムダンはスケールが桁違いだ。端正な顔立ちで個人資産額は推定120億ドルともいわれる大富豪、英陸軍士官学校で学んだエリートで独身、となれば熱い視線を浴びるのも当然。インスタグラムのフォロワー数は780万人に上り、ワイルドな鷹狩りの場面や肉体美を披露してマリンスポーツを楽しむ姿、スカイダイビングで空から自撮りした写真などを惜しげもなく披露している。

ニコライ王子(19)

Nikolai

magSR190508monarchs-p5b.jpg

VICTOR VIRGILE-GAMMA-RAPHO/GETTY IMAGES

デンマーク

長身に端正な顔立ち、モデル級のルックスの王子は、昨年2月に本物のランウェイでプロのモデルとしてデビューした。女王マルグレーテ2世の次男ヨアキム王子と、香港出身のアレクサンドラ元妃(2005年に離婚)の間に誕生し、アジア系の血も引いている。王位継承順位は7位と低く、18歳の成人後に公費が割り当てられないため、モデル業は生計を立てる手段でもある。おとぎ話の世界から飛び出した王子さながらだが、現実はシビアだ。

ムハンマド・ビン・サルマン皇太子(33)

Mohammad bin Salman

magSR190508monarchs-p6b.jpg

REUTERS

サウジアラビア

近代化を進める改革者か、権力維持を最優先する独裁者か――。実父サルマン国王の右腕として、国家運営を一手に担う。石油依存からの脱却を唱え、女性の自動車運転を解禁するなど改革を推し進める一方で、政敵や活動家を拘束し、イエメン内戦に介入する強権ぶりを見せつけてきた。極め付きが2018年10月にトルコで起こったジャーナリストのジャマル・カショギ殺害事件。ムハンマドが殺害を命じた疑惑が高まり、国際社会から強い非難を浴びた。

ラニア王妃(48)

Rania al-Abdullah

magsr190508monarchs-p7b.jpg

ROYAL HASHEMITE COURT/GETTY IMAGES

ヨルダン

女性王族が姿を見せない中東において表舞台で活躍し、社交界の花、中東一の才媛とうたわれる。クウェートでパレスチナ人医師の娘として生まれ、イラクのクウェート侵攻後にヨルダンに移住。シティバンクに勤務するごく普通のキャリア女性だったが、アブドラ皇太子(当時)に見初められ、1993年に結婚した。社会的弱者の地位向上に取り組み、ユニセフ(国連児童基金)大使も務めるラニアは、ビジネスの才能と人脈、社交性を最大限に発揮している。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

石破首相「双方の利益になるよう最大限努力」、G7で

ワールド

米中貿易枠組み合意、軍事用レアアース問題が未解決=

ワールド

独仏英、イランに核開発巡る協議を提案 中東の緊張緩

ワールド

イスラエルとイランの応酬続く、トランプ氏「紛争終結
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:非婚化する世界
特集:非婚化する世界
2025年6月17日号(6/10発売)

非婚化・少子化の波がアメリカもヨーロッパも襲う。世界の経済や社会福祉、医療はどうなる?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「タンパク質」より「食物繊維」がなぜ重要なのか?...「がん」「栄養」との関係性を管理栄養士が語る
  • 2
    ブラッド・ピット新髪型を「かわいい」「史上最高にかっこいい」とネット絶賛 どんなヘアスタイルに?
  • 3
    「サイドミラー1つ作れない」レアアース危機・第3波でパニック...中国の輸出規制が直撃する「グローバル自動車産業」
  • 4
    サイコパスの顔ほど「魅力的に見える」?...騙されず…
  • 5
    林原めぐみのブログが「排外主義」と言われてしまう…
  • 6
    メーガン妃とキャサリン妃は「2人で泣き崩れていた」…
  • 7
    若者に大不評の「あの絵文字」...30代以上にはお馴染…
  • 8
    ハルキウに「ドローン」「ミサイル」「爆弾」の一斉…
  • 9
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の…
  • 10
    さらばグレタよ...ガザ支援船の活動家、ガザに辿り着…
  • 1
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の瞬間...「信じられない行動」にネット驚愕
  • 2
    大阪万博は特に外国人の評判が最悪...「デジタル化未満」の残念ジャパンの見本市だ
  • 3
    「セレブのショーはもう終わり」...環境活動家グレタらが乗ったガザ支援船をイスラエルが拿捕
  • 4
    「サイドミラー1つ作れない」レアアース危機・第3波で…
  • 5
    ブラッド・ピット新髪型を「かわいい」「史上最高に…
  • 6
    ファスティングをすると、なぜ空腹を感じなくなるの…
  • 7
    今こそ「古典的な」ディズニープリンセスに戻るべき…
  • 8
    アメリカは革命前夜の臨界状態、余剰になった高学歴…
  • 9
    右肩の痛みが告げた「ステージ4」からの生還...「生…
  • 10
    脳も体も若返る! 医師が教える「老後を元気に生きる…
  • 1
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 2
    【定年後の仕事】65歳以上の平均年収ランキング、ワースト2位は清掃員、ではワースト1位は?
  • 3
    日本はもう「ゼロパンダ」でいいんじゃない? 和歌山、上野...中国返還のその先
  • 4
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊…
  • 5
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の…
  • 6
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「Mi…
  • 7
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラ…
  • 8
    あなたも当てはまる? 顔に表れるサイコパス・ナルシ…
  • 9
    ドローン百機を一度に発射できる中国の世界初「ドロ…
  • 10
    【クイズ】EVの電池にも使われる「コバルト」...世界…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中