最新記事

ペット

【動画】子犬の「返品」を断られて激高し、殺してしまった女性にネットが炎上

Woman Killed Her Puppy After Pet Shop Owner Refused Refund

2019年2月14日(木)14時30分
バイシュナビ・バイダナサン

いくら腹が立ったにしても! 女性の蛮行に韓国中から非難が殺到 Yonhapnews / YouTube

<キャリーケースから子犬を掴み出し、モノのように投げつけた動画がソーシャルメディアに拡散し、韓国中で怒りを買っている>

韓国の江原道江陵市で2月9日、買ったばかりの生後3カ月の子犬の返品を断られた女性が、激高して子犬を殺してしまう事件があった。警察は2月13日、動物保護法違反の疑いで捜査に着手した。

ペットショップの店長によると、女性は事件当日の朝にマルチーズの子犬を購入したが、数時間後に再び来店し子犬の「返品」と返金を求めた。この子犬は自分の糞を食べるのでいらないという。

店長は返金を断り、犬は環境の変化などが原因で糞を食べることもあると説明した。すると女性は怒り出し、子犬を店長に向かって投げつけた。子犬は店長にぶつかり床に落ちたと、韓国の英字紙コリア・タイムズは報じる。


子犬の返品がきかないことを知って怒った女性客が取った行動は Yonhapnews / YouTube

店長は、やがて嘔吐を始めた子犬を動物病院に連れて行ったが、数時間後に死亡した。獣医師によれば、死因は頭部外傷による脳出血だった。

店長は女性に対し「動物虐待と名誉棄損で告訴する」旨の文書を送ったが、女性は「犬を殺したのはそっちなのに、責任転嫁しないで」と反論。法的措置を取る可能性も示した。

動画で炎上、謝罪

事件から4日後の2月13日、その一部始終をとらえた防犯カメラの動画が公開されるとソーシャルメディア上で非難が殺到。女性はその後、韓国・聯合ニュースの電話取材でこう釈明した。

「店長は返金が可能と言ったのに、返金を拒んだから、私もカッとなって子犬を投げつけた。本当に死ぬとは思わなかった。翌日、冷静になって店長に長文のテキストメッセージを送り、彼と子犬に謝罪した。子犬が死んだと知りショックだった。本当に申し訳ないことをしたと後悔している。自分自身を許せないし、批判されて当然だ。もうこれ以上大げさに騒ぎ立てたくない。残りの人生で自分の行動を反省し、野良犬のシェルターでボランティアをする」

webw190214-dog.jpg
今回犠牲になった子犬と同じマルチーズ。まだ3カ月の子犬だった Tony Gentile-REUTERS

捜査は継続中で、女性はもし動物虐待で有罪となれば最高で懲役2年、または最高で2,000万ウォン(1万7,807ドル)の罰金が科せられる。

(翻訳:河原里香)

ニューズウィーク日本版 高市早苗研究
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年11月4日/11日号(10月28日発売)は「高市早苗研究」特集。課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら



今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ビジネス

ネクスペリア中国部門「在庫十分」、親会社のウエハー

ワールド

トランプ氏、ナイジェリアでの軍事行動を警告 キリス

ワールド

シリア暫定大統領、ワシントンを訪問へ=米特使

ビジネス

伝統的に好調な11月入り、130社が決算発表へ=今
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「今年注目の旅行先」、1位は米ビッグスカイ
  • 3
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った「意外な姿」に大きな注目、なぜこんな格好を?
  • 4
    だまされやすい詐欺メールTOP3を専門家が解説
  • 5
    筋肉はなぜ「伸ばしながら鍛える」のか?...「関節ト…
  • 6
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 7
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイ…
  • 8
    米沿岸に頻出する「海中UFO」──物理法則で説明がつか…
  • 9
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 10
    【話題の写真】自宅の天井に突如現れた「奇妙な塊」…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読み方は?
  • 4
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 5
    【話題の写真】自宅の天井に突如現れた「奇妙な塊」…
  • 6
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 7
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 8
    女性の後を毎晩つけてくるストーカー...1週間後、雨…
  • 9
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った…
  • 10
    庭掃除の直後の「信じられない光景」に、家主は大シ…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 7
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 10
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中