キリンHD、ヘルスサイエンス事業で初黒字化 時価総額1.5倍の3兆円目標
2月13日、キリンホールディングスは、2026年12月期通期の連結純利益(国際会計基準)が前年比5.7%増の1560億円になるとの見通しを発表した。写真はキリンのロゴ。都内で2024年8月撮影(2026年 ロイター/Issei Kato)
Kentaro Okasaka
[東京 13日 ロイター] - キリンホールディングスは13日、2025年12月期通期の連結純利益が前年比2.5倍の1475億円だったと発表した。酒類事業、医薬事業に並ぶ「第3の柱」として注力するヘルスサイエンス事業は初の黒字化を達成。今後、買収した豪ブラックモアズやファンケルの強みを生かしつつ、アジア太平洋地域での成長を加速させ、さらなる収益性向上を図る。
2035年に向けた長期経営構想も公表し、持続的な企業価値向上により現在の1.5倍となる時価総額の3兆円達成を早期に目指すとした。また、10年後を見据えて事業構成を常に見直す方針を示し、6日に発表したバーボンウイスキーの「フォアローゼズ」売却はその一環とした。飲料事業はヘルスサイエンス事業の一部にして健康へのシフトを加速、過当競争からの脱却を図る計画も示した。
南方健志社長は記者会見で「株価はまだまだ納得、満足できるレベルではない。ヘルスサイエンス事業は世界市場を見渡しても伸びる市場で、事業利益の倍増を目指し、結果として市場から評価いただくことで時価総額も今の1.5倍のレベルを目指したい」と語った。
同事業でさらなるM&A(企業の買収・合併)も検討しているとし、アジア太平洋での事業拡大を最優先にしつつ、健康事業の大きな市場とみなす北米なども見据えて候補先を検討中だと述べた。
26年12月期通期の連結純利益(国際会計基準)が前年比5.7%増の1560億円になるとの見通しも発表した。IBESがまとめたアナリスト11人の純利益予想の平均値1609億円を下回った。年間配当予想は76円(前年は74円)。
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