最新記事

アメリカ社会

大雪のボストンに女装男性の『アナ雪』エルサが参上! 警察車両救出の瞬間

2018年3月15日(木)16時50分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

The Weather Network-YouTube

<このエルサは、氷のビームではなく腕力で雪にはまったワゴン車を押す>

異常な寒波で、季節外れの吹雪に見舞われているアメリカ・ボストンに、かの有名な「雪の女王」エルサが現れた。

アメリカ北東部はこの2週間強い寒気の影響で大荒れの天気が続いている。ABCニュースによると、ボストンで同レベルの吹雪が起こったのは2017年2月以来のことで、街は一面を雪に覆われている。

3月12日正午には、ボストンがあるマサチューセッツ州全域で停電が発生。およそ23万人が影響を受けた。

雪道にはまった警察車両を救ったのは

ボストンでは道に降り積もった雪に行く手を阻まれる車両が相次いだ。3月13日の夜、街中で雪にはまってしまったのは、ボストン警察当局のワゴン車。普段は市民の安全を守る側の警察だが、降りしきる雪を前にお手上げだった。

警察のワゴン車が立ち往生する道路脇にはバー「ザ・ギャローズ(The Gallows)」があり、店内は楽しい時間を過ごす客で賑わっていた。ある男性客が窓越しにこの様子を見ていると、突然、救世主が現れた。

ワシントンポスト紙が報じるところによると、雪の中に姿を現したのはディズニーアニメ『アナと雪の女王』のヒロイン、エルサだ。否、正確に言えば、エルサのコスチュームで仮装した男性だ。

店内にいた客の一人だったエルサは、立ち往生したワゴン車に近づくとタイヤに付いた雪を払い落とし、手慣れた様子で運転手に一旦バックするように指示。そこから切り替えて前進したワゴン車を後押しするのは、劇中に登場するエルサの魔法の氷のビームではない。たくましい腕で一心不乱に押し、途中ドレスの裾をたくし上げながら、魔力ではなく腕力で見事ワゴン車を救いだした。

The Weather Network-YouTube
今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

G7外相、イスラエルとイランの対立拡大回避に努力=

ワールド

G7外相、ロシア凍結資産活用へ検討継続 ウクライナ

ビジネス

日銀4月会合、物価見通し引き上げへ 政策金利は据え

ワールド

アラスカでの石油・ガス開発、バイデン政権が制限 地
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:老人極貧社会 韓国
特集:老人極貧社会 韓国
2024年4月23日号(4/16発売)

地下鉄宅配に古紙回収......繁栄から取り残され、韓国のシニア層は貧困にあえいでいる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 2

    止まらぬ金価格の史上最高値の裏側に「中国のドル離れ」外貨準備のうち、金が約4%を占める

  • 3

    中国のロシア専門家が「それでも最後はロシアが負ける」と中国政府の公式見解に反する驚きの論考を英誌に寄稿

  • 4

    休日に全く食事を取らない(取れない)人が過去25年…

  • 5

    「韓国少子化のなぜ?」失業率2.7%、ジニ係数は0.32…

  • 6

    ハーバード大学で150年以上教えられる作文術「オレオ…

  • 7

    日本の護衛艦「かが」空母化は「本来の役割を変える…

  • 8

    中ロ「無限の協力関係」のウラで、中国の密かな侵略…

  • 9

    毎日どこで何してる? 首輪のカメラが記録した猫目…

  • 10

    便利なキャッシュレス社会で、忘れられていること

  • 1

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 2

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 3

    攻撃と迎撃の区別もつかない?──イランの数百の無人機やミサイルとイスラエルの「アイアンドーム」が乱れ飛んだ中東の夜間映像

  • 4

    天才・大谷翔平の足を引っ張った、ダメダメ過ぎる「無…

  • 5

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 6

    アインシュタインはオッペンハイマーを「愚か者」と…

  • 7

    犬に覚せい剤を打って捨てた飼い主に怒りが広がる...…

  • 8

    ハリー・ポッター原作者ローリング、「許すとは限ら…

  • 9

    価値は疑わしくコストは膨大...偉大なるリニア計画っ…

  • 10

    大半がクリミアから撤退か...衛星写真が示す、ロシア…

  • 1

    人から褒められた時、どう返事してますか? ブッダが説いた「どんどん伸びる人の返し文句」

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    88歳の現役医師が健康のために「絶対にしない3つのこと」目からうろこの健康法

  • 4

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の…

  • 5

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈…

  • 6

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 7

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 8

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 9

    1500年前の中国の皇帝・武帝の「顔」、DNAから復元に…

  • 10

    浴室で虫を発見、よく見てみると...男性が思わず悲鳴…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中