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民族浄化

ロヒンギャ殺害を認めても懲りないミャンマー

2018年1月12日(金)18時30分
ソフィア・ロット・ペルシオ

ロヒンギャ虐殺の全容解明は、国連の調査団や独立した監視団体による現地調査をミャンマー政府が受け入れない限り不可能だ。

12月に集団墓地が見つかったラカイン州マウンドー近くにあるインディン村は、同州で最も弾圧が激しかった地域の1つだ。同月上旬、ロヒンギャ問題を取材していたロイター通信のミャンマー人記者2人がミャンマー当局に身柄を拘束されたのもこの地域だった。

ミャンマー軍は10人を殺害した事件の捜査責任者に軍の上級大将を任命すると発表し、殺害への関与が発覚した治安部隊員を法に則って処分すると誓った。だが国軍のこうした動きも、ロヒンギャを迫害した加害者の責任追及に向けて大きな前進とは言い難い、とスミスは言う。

国家機密法違反で記者逮捕

事実、ミャンマーの司法当局は1月10日、ロイター通信のワ・ロー記者(31)とチョー・ソー・ウー記者(27)の2人を国家機密法違反の罪で起訴した。有罪になれば、最高で禁固14年が科される可能性がある。

「私たちに真実を明らかにさせないための不当逮捕だ」と、ワ・ローは初公判後にロイター通信を通じて声明を発表。アメリカ、国連、EU、国際機関やその関係者らは相次いで、ミャンマー政府に対して2人の即時釈放を求めた。


ビル・クリントン元米大統領は1月8日、ツイッターでこう訴えた。「報道の自由は自由な社会に必要不可欠だ。記者の拘束は、それがどこであっても受け入れられない。ミャンマーで拘束されたロイターの記者はすぐに釈放されるべきだ」

米国務省も、無条件の即時釈放を訴えた。「2人の記者が起訴されたことに、アメリカは深い失望を表明する」

(翻訳:河原里香)

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