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【写真特集】イラン・イラク地震でレンガ造りの建物は住人を呑み込み崩れた

2017年11月14日(火)18時40分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

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崩壊した建物の下で多くの人が生き埋めになったままだ Ako Rasheed-REUTERS


イラクのクルド人自治区で壊滅的被害

一方、イラクでも多数の負傷者が報告されている。米地質調査所(USGS)の報告によれば、震源地はイラク北東部ハラブジャ県から19マイル(約30キロ)の山岳地帯で、震源の深さは14.4マイル(23.2キロ)。トルコやクウェート、サウジアラビア、イラクを飛び越えたイスラエルでも揺れが感じられるほどだった。

イラク全域で少なくとも9人が死亡、535人の負傷が報告されている。内務省によると、震源に近いイラク北部のクルド人自治区では、全員が怪我を負ったという。

倒壊した建物に閉じ込められた人を救出するため、救助隊は夜を徹して救助活動にあたった。
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余震に備えて外で一夜を過ごすイラクの女性たち。山岳地帯の夜の冷え込みは厳しい Rudaw TV-REUTERS


国際緊急人道支援NGOインターナショナルメディカルコープス(IMC)は11月12日、イラク北東部スレイマニヤ県に医療チームを派遣。医師1人、看護師2人、薬剤師1人が医療活動にあたっている。

IMCのカントリーディレクター、ボグダン・ドゥミトゥルは、追加の救援活動に参加してくれる国内外の団体との調整を進めている。


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