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朝鮮半島トランプ、韓国国会で北朝鮮へ強硬姿勢「ならず者政権の脅威、容認せず」
11月8日、トランプ米大統領は、訪問先の韓国の国会で演説し、「北朝鮮の野蛮な体制」を孤立化させるため、すべての国々に力を合わせるよう求めた。写真は国会で演説するトランプ大統領(手前)。ソウルで撮影(2017年 ロイター/Jonathan Ernst)
トランプ米大統領は8日、訪問先の韓国の国会で演説し、「北朝鮮の野蛮な体制」を孤立化させるため、すべての国々に力を合わせるよう求めた。核による破壊行為をちらつかせる「ならず者政権の脅威」を世界は容認できないとした。
トランプ大統領は訪韓の締めくくりとして、ソウルの国会で演説。「私はこの日、われわれの国々だけでなく、すべての文明国の市民のために、北朝鮮に対して言いたい。われわれを過小評価するな、われわれを試すな」と警告した。
さらに「米国の都市が破壊の脅威にさらされることを許さない。決しておじけづいたりしない。北朝鮮の野蛮な体制を孤立化させるため、すべての関係国は力を合わせなくてはならない」と言明。「歴史上最悪の残虐行為をここで、安全保障のためにわれわれが戦い死んだこの地で、繰り返させたりしない」と語った。
大統領の演説は総じて北朝鮮を攻撃する内容だったが、大統領は北朝鮮が弾道ミサイル開発を中止し、「完全で検証可能な非核化」に合意する場合には「はるかに良い未来への道」があるとも述べた。
大統領は7日、東アジアにおける米国の軍備増強を警告した一方、「取引を行う」ための外交的なチャンスを提供することも示唆していた。
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