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血が噴き出る「最も奇妙な症例」の女性、診断は血汗症

2017年10月24日(火)17時40分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

さらにショルツバーグはこの21歳の患者が出血性疾患だとは考えていない。「患者はこの珍しい症状を引き起こす、解剖学的に『奇妙な』欠陥を持っていると思う」と、汗腺自体に異常があると指摘している。

カナダの医療史専門家で血液学者のジャカリン・ダフィンは当初、この症状が信じられず、イタリアの医師らが騙されていると思ったとCBCに語った。しかし、歴史文学や血汗症に関する最新のレポートを精査した結果、「今回の症例の妥当性と存在を確信している」。

さらに調査を進めたダフィンは1600年代初頭のスイスで高熱にうなされた12歳の男の子が血の汗を流したという資料を発見。2000年以降で少なくとも18の症例が報告されていることを知り驚いた。

過去数十年の間に発生していた血汗症が疑われる数々のケースは、ダフィンの手によって日の目を見ることになった。血中の白血球増加は致命的ではないものの、患者にとっては辛く恐ろしいとダフィンは語る。「多くの異なる場所で発生しているという事実は、原因と何かしらの傾向があるということ」と原因追及に取り組む姿勢だ。


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