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渓流釣り&野営をミニマルに楽しむアウトドアギア

2017年3月3日(金)17時20分
geared (ギアード)

「源流釣り」はまだまだデザインの余地がある

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バックパック RSR Backpack CZ35(別売りのセンターパック、ウェストパック、ロッドフォルダをマウント)

――新作のバックパックは素材にX-Pacを採用したつるっとしたつくりです。

河野辺 X-Pacは防水性があり、強度もあります。シルナイロンなどを使ったUL系のザックだと、沢登りでは破けやすい。それは川を想定したつくりではないので仕方ないんです。渓流の用途に最適化したのが、RSRのバックパックなのです。表面がつるっとしているのも、川の藪なんかでの引っかかりをなくすためですね。

――背面に大きく止水ジッパーが設けられているのもおもしろい。

河野辺 背面のジッパーも、渓流に行っている者ならではの発想でしょうね。川べりで背面を下にして置くと濡れたり泥がついたりしてしまいます。それにパックをしょっちゅう降ろすことになるので、いちいちロールトップを開けて荷物を出し入れしたくない。意外と、普通の旅行用バックパックとしても便利ですよ。背面を上にして置いて、ボストンバッグ感覚で使えるんです。

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――そしてモジュール式になっているのがいちばんの特色ですね。オプションとして、サブバックになるセンターパックとウェストパック、ロッドフォルダが用意されています。

河野辺 僕らはテン場に着いたら本体のバックパックを置いて、そこから上流に入っていくわけですが、その時にセンターパックとウェストパックだけ持って行くんです。これだけで竿と雨具、お昼の食料くらいが余裕で入ります。

出かける時点で、本体とオプションに荷物を配分して入れておくんです。テン場で荷物の入れ替えをすると、沢の奥まで入ったところで忘れ物に気付いたりする(笑)。

IMG_3259.jpg

オプションの センターパックのみを背負った状態

――そのストレスが最小限になるわけですね。

河野辺 センターパックは肩ひとつで背負えるので、竿を振る時も邪魔になりません。本体が35Lで、センターパックが7L、ウエストバッグが3L。僕らはテントを使わず、タープとビビィだけで宿泊するので、このセットで十分です。いまのところ、これがベストだと考えていますね。

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試作中のシェルター

――いま試作中というシェルターについてもお聞きしたいです。

河野辺 5角形で1ポールの、完全なソロシェルターです。源流釣りでは、河原の石の上に張ったりするのでフロアはありません。一番下のスカートの部分に網が張ってあって内側に巻き返しになっています。これは湿気が下から上に抜けやすくするためで、上部にベンチレータを設けています。このつくりによって蚊帳としても機能します。

――湿気と虫という川沿いならではの問題を回避できるのですね。

河野辺 どうしても結露は起きてしまいますが、それでも湿気は軽減できると思います。このシェルターを先シーズン使ってみて、バージョンアップしては試して......ということをデザイナーとふたりで続けてきました。ほぼ完成してきているかなと。いまは生産にあたっての問題点にあたっている段階ですね。

――最後に今後の展望を教えてください。

河野辺 これ以上カテゴリーを拡大しても手に負えなくなってしまうので、ここまでのラインナップをいかにブラッシュアップしていくかを考えています。そのためにも、RSRの思想をもっと浸透させていきたいし、海外にももっと展開していきたいですね。源流釣りの分野は、まだまだデザインの余地があると思うんです。

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執筆:Geared(Facebookページ)

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