最新記事

人工知能

2020年にはドライバー不要に 自動運転のベンチャーZMP

2017年2月5日(日)19時32分

REUTERS/Kim Kyung-Hoon

昨年11月に顧客情報流出が発覚し、翌月上場申請を取り下げた自動運転技術開発ベンチャー、ZMP(東京・文京)の谷口恒社長がロイターのインタビューに応じた。問題となった情報セキュリティーの再発防止体制が整い次第、年内にも上場を再申請する意向。

谷口社長は「オリジナルのセキュリティーを整えるために少し時間をかけて」やるが、「セキュリティー(整備)は1年もかけるものではない。そんなに長くはない」と話し、「納得のいく」セキュリティー整備ができる時期に再申請すると述べた。

同社は昨年から神奈川県や東京都内の公道で実証実験を始めており、1月末にお台場の一般道路での車線変更や左折、難度の高い右折も披露した。

主なやり取りは以下の通り。

──今年初めにDeNA<2432.T>と業務提携を解消した。

「これまでは(DeNAと合弁の)ロボットタクシー社にしか(自動運転技術を搭載した車、ZMPの商品名はロボカー)売れなかったが、解消したことでいろいろな会社に売れるようになった。いろんなタクシー会社、国内外の旅客や物流サービス会社に提供したい。たくさん話はきている」

──今後はどことも提携しないのか。

「車両開発は複数社とやっている。車両は中立な立場で売る。サービスは今すぐ必要ではない。時期尚早。自動運転技術がもう少し確立してから(考える)」

──提携解消後、ロボットタクシーは今後どうなるのか。

「法人としての所有権、商標の取り扱いは両社で話し合いをしているところで、2月末に確定する。DeNAが引き継げば、私は会長を辞めることになる」

─ー離職者は増えていないか。

「上場延期してからは社員が増えている。今年から増やしていく」

「開発に関わる方は残っている。去年のある時期、生産に関わる方が何名か辞めたが、私が社内に時間が割けなかった。今は社外活動をけっこう減らしている。社内に時間をかけ、ZMPらしさやZMPの基本理念を明確にし、その理念に沿った人を採用していく。社員数は今、60数人。グループでは90人弱だ」

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

英CPI、食品価格データ収集で2月から新手法 若干

ビジネス

米アマゾン、全世界で1.6万人削減 過剰雇用是正と

ビジネス

ドルの基軸通貨としての役割、市場が疑問視も 独当局

ワールド

ロシア軍がキーウ攻撃、2人死亡 オデーサも連夜被害
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:高市 vs 中国
特集:高市 vs 中国
2026年2月 3日号(1/27発売)

台湾発言に手を緩めない習近平と静観のトランプ。激動の東アジアを生き抜く日本の戦略とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    一人っ子政策後も止まらない人口減少...中国少子化はなぜ不可逆なのか
  • 3
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 4
    スペースXの宇宙飛行士の帰還が健康問題で前倒しに..…
  • 5
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 6
    【銘柄】「古河機械金属」の株価が上昇中...中国のレ…
  • 7
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 8
    「恐ろしい...」キリバスの孤島で「体が制御不能」に…
  • 9
    「発生確率100%のパンデミック」専門家が「がん」を…
  • 10
    40代からは「積立の考え方」を変えるべき理由──資産…
  • 1
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡張に新たな対抗手段
  • 4
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 5
    データが示す、中国の「絶望的な」人口動態...現実味…
  • 6
    ラブロフ、グリーンランドは‌デンマーク​の「自然な…
  • 7
    【銘柄】「古河機械金属」の株価が上昇中...中国のレ…
  • 8
    一人っ子政策後も止まらない人口減少...中国少子化は…
  • 9
    ニュージーランドの深海に棲む、300年以上生きている…
  • 10
    スペースXの宇宙飛行士の帰還が健康問題で前倒しに..…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 3
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 4
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 5
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 6
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパ…
  • 7
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 8
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 9
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
  • 10
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中