最新記事

米政権

トランプはゴルフしすぎ、すでに税金11億円以上浪費

2017年2月23日(木)06時23分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

米国内外で17のゴルフコースを所有するトランプ David Moir-REUTERS

<就任1カ月が経ったトランプに新たな火種。「ゴルフ外交」や家族の警備に莫大な額の税金が投じられている>

貧しい白人労働者の声を代弁して米大統領選に勝ち、大統領に就任したドナルド・トランプだが、もちろん本人は大金持ち。節約とは無縁の生活を送ってきた。

就任から1カ月が経ち、その散財ぶりに今、注目が集まり始めている。「トランプはゴルフをしすぎ」と批判されているのだ。

2月11日の土曜日には日本の安倍晋三首相と一緒に27ホールを回った。19日の日曜日には男子ゴルフの世界3位、ロリー・マキロイとラウンドしている。いずれもフロリダ州パームビーチに自ら所有する高級ゴルフリゾート「マー・ア・ラゴ」でだ。

【参考記事】安倍トランプ会談、トランプは本当に「信頼できる指導者」か

大統領なのに遊びすぎだとか、そういう類の批判ではない。問題は使われる税金の額だ。

トランプは就任1カ月ですでに3回、週末をフロリダ州で過ごしている。大統領だから、移動は専用機のエアフォースワンだ。ワシントン・ポストによれば、警備の費用も含め、この3回の週末フロリダ滞在で推定1000万ドル(約11億3000万円)という莫大な経費がかかっているという。

同紙は他にも、トランプ一家にどれだけの税金が使われているかを列挙している。

トランプの長男ドナルド・ジュニアと次男エリックがゴルフリゾート開業式典のためにアラブ首長国連邦に飛んだ際、シークレットサービスを帯同していたこと。大統領夫人のメラニアが三男バロンと暮らすマンハッタンのトランプ・タワーは、ニューヨーク市警が警護していること(推定で1日50万ドル)。フロリダ州のパームビーチ郡は大統領滞在のたびに警備や交通整理で1日数万ドルを費やしていること(郡当局はホワイトハウスに賠償を求める方針だという)。

行政監視団体ジュディシャル・ウオッチによれば、前大統領バラク・オバマの「旅費」は在任8年間で約9700万ドルだった。この調子でいけば、トランプは1年も経たないうちにオバマを追い抜くことになる。

オバマは休暇を取りすぎだ、税金が何百万ドルも使われている、重大な課題を放り出してゴルフばかりしている、と繰り返し批判していたのはトランプその人だ。ポリティコによれば、昨年8月のバージニア州の選挙集会ではこうも言っていた。「私はあなたたちのために働く。ゴルフをする時間などなくなる」

高まる批判について今週、ホワイトハウスの広報官はワシントン・ポストの取材にこう答えた。「大統領はマー・ア・ラゴで休暇を過ごしているのではない」「どこにいようと、ノンストップで毎日働いている」

プロゴルファーとのゴルフも仕事なのだろうか。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

トランプ氏、FRB次期議長の承認に自信 民主党の支

ワールド

エプスタイン文書追加公開、ラトニック・ウォーシュ両

ワールド

再送-米ミネソタ州での移民取り締まり、停止申し立て

ワールド

移民取り締まり抗議デモ、米連邦政府は原則不介入へ=
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:高市 vs 中国
特集:高市 vs 中国
2026年2月 3日号(1/27発売)

台湾発言に手を緩めない習近平と静観のトランプ。激動の東アジアを生き抜く日本の戦略とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から脱却する道筋
  • 2
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「副産物」で建設業界のあの問題を解決
  • 3
    関節が弱ると人生も鈍る...健康長寿は「自重筋トレ」から生まれる
  • 4
    世界初、太陽光だけで走る完全自己充電バイク...イタ…
  • 5
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 6
    「着てない妻」をSNSに...ベッカム長男の豪遊投稿に…
  • 7
    日本はすでに世界第4位の移民受け入れ国...実は開放…
  • 8
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れ…
  • 9
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 10
    日本経済を中国市場から切り離すべきなのか
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 3
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界でも過去最大規模
  • 4
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「…
  • 5
    一人っ子政策後も止まらない人口減少...中国少子化は…
  • 6
    スペースXの宇宙飛行士の帰還が健康問題で前倒しに..…
  • 7
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 8
    町長を「バズーカで攻撃」フィリピンで暗殺未遂、大…
  • 9
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から…
  • 10
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 6
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 7
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 8
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
  • 9
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 10
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中