安倍首相、トランプ次期大統領と友好強調 TPP打開になお課題
TPPはシンガポール、チリ、ニュージーランド、ブルネイの4カ国が2006年に発効した経済連携協定が拡大したものだ。13年に交渉参加表明した「新参者」の日本が、米国の説得に失敗してTPP漂流が決定的になれば、アジア太平洋諸国からの信頼を失いかねない。
安倍首相はアジア太平洋経済協力会議(APEC)の前に行われるTPP参加12カ国首脳会合でも、TPPの早期発効を呼びかける考え。トランプ氏との友好関係を推進力に、「下手に動けない」(同関係者)現状を打開できるか、手腕が問われそうだ。
(梅川崇 編集:石田仁志)
