最新記事

中国IT企業

スマホで操作できる「レゴ風」ロボット、シャオミが発売へ

2016年11月8日(火)17時20分
高森郁哉

 中国の家電メーカー小米科技(シャオミ)は、ブロックのパーツを組み立てるとロボットになる玩具「シャオミ・トイ・ブロック」を発表した。ニュースメディア「マッシャブル」などが報じている。

「レゴ風」の組み立てロボ、変形も可能

 トイ・ブロックは中国で11月11日、499元(約7700円)で発売される予定だ。「レゴ」ブロックの玩具のように、ブロックのパーツを組み立てると完成するロボットで、両腕が機銃のようなデザイン、両足部分にモーターとタイヤを装着したスタイルが基本形。ほかに、二足歩行の恐竜のスタイルや、双発プロペラ機のスタイルにも"トランスフォーム"できる。


スマホで操作、プログラミングにも対応

 心臓部には32ビットの「ARM Cortex-M3」チップを搭載。ジャイロスコープなどのセンサー群を備え、自立姿勢を保つほか、複数台のロボットで協調的な行動にも対応する。

 アンドロイドOS版の専用アプリが提供され、スマートフォンやタブレットを使ってトイ・ブロックを遠隔操作できる。ジョイスティック・モード、ジャイロ・コントロール、パス・モード(画面上に指で線を描いて走行コースを指定)という3種類の操作モードが用意されている。

 さらに、このアプリでは、ロボットの動きをプログラムできる。さまざまな動きのプログラムがモジュール化され、これらのモジュールを画面のGUI上で組み合わせることで、より複雑な動きを指示できるという。

toyblock-phone.png

【参考記事】スター・ウォーズの球形ロボトイも作ったスフィロ社の教育向けロボット

過去にはハスブロとコラボした「トランスフォーマー」も

 シャオミは今年5月、米玩具メーカーのハスブロと提携し、同社製タブレット「Mi Pad 2」を模した平板の形状から、『トランスフォーマー』のキャラクター「サウンドウェーブ」に変形する玩具を発売した(ただしタブレットの機能はない)。


 同社はほかにも、「ルンバ」に似た掃除ロボットや、「セグウェイ」のような立ち乗りスクーターなども販売している。
【参考記事】「テック界の無印良品」シャオミは何がすごいのか

今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ワールド

米、農場やホテルでの不法移民摘発一時停止 働き手不

ワールド

米連邦最高裁、中立でないとの回答58%=ロイター/

ワールド

イスラエル・イラン攻撃応酬で原油高騰、身構える投資

ワールド

核保有国の軍拡で世界は新たな脅威の時代に、国際平和
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:非婚化する世界
特集:非婚化する世界
2025年6月17日号(6/10発売)

非婚化・少子化の波がアメリカもヨーロッパも襲う。世界の経済や社会福祉、医療はどうなる?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「タンパク質」より「食物繊維」がなぜ重要なのか?...「がん」「栄養」との関係性を管理栄養士が語る
  • 2
    ブラッド・ピット新髪型を「かわいい」「史上最高にかっこいい」とネット絶賛 どんなヘアスタイルに?
  • 3
    「サイドミラー1つ作れない」レアアース危機・第3波でパニック...中国の輸出規制が直撃する「グローバル自動車産業」
  • 4
    サイコパスの顔ほど「魅力的に見える」?...騙されず…
  • 5
    林原めぐみのブログが「排外主義」と言われてしまう…
  • 6
    メーガン妃とキャサリン妃は「2人で泣き崩れていた」…
  • 7
    若者に大不評の「あの絵文字」...30代以上にはお馴染…
  • 8
    さらばグレタよ...ガザ支援船の活動家、ガザに辿り着…
  • 9
    ハルキウに「ドローン」「ミサイル」「爆弾」の一斉…
  • 10
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の…
  • 1
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の瞬間...「信じられない行動」にネット驚愕
  • 2
    大阪万博は特に外国人の評判が最悪...「デジタル化未満」の残念ジャパンの見本市だ
  • 3
    「セレブのショーはもう終わり」...環境活動家グレタらが乗ったガザ支援船をイスラエルが拿捕
  • 4
    「サイドミラー1つ作れない」レアアース危機・第3波で…
  • 5
    ブラッド・ピット新髪型を「かわいい」「史上最高に…
  • 6
    ファスティングをすると、なぜ空腹を感じなくなるの…
  • 7
    今こそ「古典的な」ディズニープリンセスに戻るべき…
  • 8
    アメリカは革命前夜の臨界状態、余剰になった高学歴…
  • 9
    右肩の痛みが告げた「ステージ4」からの生還...「生…
  • 10
    脳も体も若返る! 医師が教える「老後を元気に生きる…
  • 1
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 2
    【定年後の仕事】65歳以上の平均年収ランキング、ワースト2位は清掃員、ではワースト1位は?
  • 3
    日本はもう「ゼロパンダ」でいいんじゃない? 和歌山、上野...中国返還のその先
  • 4
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊…
  • 5
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の…
  • 6
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「Mi…
  • 7
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラ…
  • 8
    あなたも当てはまる? 顔に表れるサイコパス・ナルシ…
  • 9
    ドローン百機を一度に発射できる中国の世界初「ドロ…
  • 10
    【クイズ】EVの電池にも使われる「コバルト」...世界…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中