最新記事

2016米大統領選

大統領選の知られざる争い 候補者は自身の健康とどう戦い折り合うか

2016年9月19日(月)18時30分


キャンディバーとソーセージ

 選挙遊説に伴うもう1つの危険要素が、不健康な食生活だ。

 選挙運動で使われる飛行機では、機内の至るところでジャンクフードが見られる。また、アイオワ・ステート・フェアなど、揚げキャンディバーやソーセージなど高カロリーの食べ物を出すことで有名なイベントにも候補者たちはこぞって出かける。

 ロムニー氏は2008年の大統領選にも出馬したが、報道官を務めていたライアン・ウィリアムズ氏によれば、脂肪の摂取を抑えるために、ピザからチーズを取り除いたり、フライドチキンの衣を剥がしたりしていたという。

「健康的な食事ではない、選挙運動食だ」と同氏は言う。「たいていの運動員は、選挙戦が終わる頃には10─20ポンドも体重が増えている」

 トランプ氏は異常なほどの潔癖症で有名であり、彼が病気に罹っているという証拠はほとんどない。だが、確信的なファーストフード愛好者で、かつて、自家用機の機内でケンタッキー・フライドチキンのチキンバケットを脇に置いた写真をツイッターに投稿したほどだ。

 1996年の共和党指名候補ボブ・ドール氏もケンタッキー・フライドチキンがお気に入りだった。当時、遊説の際に報道官を務めていたネルソン・ウォーフィールド氏によれば、選挙戦を通じてドール氏はうまく病気を免れていたという。

「陣営スタッフの多くはドール氏の半分ほどの年齢と若かったが、選挙戦のいずれかの時点で体調を崩していた。だが、ドール候補自身には病気への抵抗力があった」とウォーフィールド氏は言う。

 そのドール氏にも1度大きなつまずきがあった。1996年10月18日、カリフォルニア州チコにおける集会で、ステージから転落してしまったのである。彼は、その後笑って立ち上がり、頑張り続けた。

 (翻訳:エァクレーレン)

[ロイター]


120x28 Reuters.gif

Copyright (C) 2016トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

ECBが金利据え置き、ドル安を静観 インフレ見通し

ワールド

米ロ、軍高官対話4年ぶりに再開へ アブダビ三者協議

ワールド

中国が金など裏付けのデジタル資産を開発しても驚かな

ワールド

トランプ氏、薬品割引サイト「トランプRx」を5日発
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:トランプの帝国
特集:トランプの帝国
2026年2月10日号(2/ 3発売)

南北アメリカの完全支配を狙うトランプの戦略は中国を利し、世界の経済勢力図を完全に塗り替える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    グラフが示す「米国人のトランプ離れ」の実態...最新世論調査が示すトランプ政権への評価とは
  • 2
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近したイラン製ドローンを撃墜
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染…
  • 5
    「右足全体が食われた」...突如ビーチに現れたサメが…
  • 6
    「反トランプの顔ぶれ」にMAGAが怒り心頭...グリーン…
  • 7
    ユキヒョウと自撮りの女性、顔をかまれ激しく襲われ…
  • 8
    関税を振り回すトランプのオウンゴール...インドとEU…
  • 9
    エプスタインが政権中枢の情報をプーチンに流してい…
  • 10
    習近平の軍幹部めった斬りがもたらすこと
  • 1
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 2
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から脱却する道筋
  • 3
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「副産物」で建設業界のあの問題を解決
  • 4
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染…
  • 5
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 6
    「出禁」も覚悟? ディズニーランドで緊急停止した乗…
  • 7
    グラフが示す「米国人のトランプ離れ」の実態...最新…
  • 8
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れ…
  • 9
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 10
    日本はすでに世界有数の移民受け入れ国...実は開放的…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 5
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 6
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 7
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 8
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 9
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 10
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中