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中国社会

愛犬ブームの広がりに神経とがらす共産党

2014年10月1日(水)16時51分
パトリック・ウィン

 ここにきて市当局は再び締め付けを強めている。昨年6月、北京中心部では体高35センチ以上の犬、それにコリーやピットブル・テリアなど「凶暴」とされる犬種の飼育が禁止された。上海の条例はさらに厳しく、近所の人々の同意を得られなければ、飼い主は犬を取り上げられる。

 それでも法律を無視して犬を飼う人は増え続けている。彼らの声を伝えるドキュメンタリー映画『オーバーサイズド・ドッグズ』も制作され、愛犬家の間で反響を巻き起こした。犬を飼うことは「中国人の異議申し立ての重要な1つだ」と、映画の制作者は語っている。

 こうした風潮に対し、共産党系のメディアは盛んに警鐘を鳴らす。人民日報は先日、犬に関する第2弾の論説を掲載。犬を珍味とするのは中国の食文化だとして、それにクレームをつける動物愛護団体に反論した。

 この論説はまず、中国では昔から愛玩用に犬を飼うのは支配階級だけだったと指摘している。「中国の長い歴史の中で、宮廷以外では犬を飼う習慣はなかった。ペキニーズは王侯貴族のペットだった」
支配階級以外に犬をかわいがるのは?

 そう、外国人だ。犬は「人間の最良の友」などというのは欧米人の考えだと、執筆者は断じている。「中国人民が飼育するのは番犬と猟犬、それに食用犬だけだ」

From GlobalPost.com特約

[2014年9月16日号掲載]

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