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「母になっても自分は自分だった」...コメディエンヌのジェニー・スレートが語る「私になり切る覚悟」

It’s a Relief That I Am the Mom

2024年11月15日(金)18時10分
H・アラン・スコット(ライター、コメディアン)

──エッセー集を書くきっかけは?

なぜ(アーティストは)芸術をやりたがるのか。1つには、自分の目に映るものを整理して、広い世界に訴えたいという一生を懸けた思いがある。その思いは、私が人生の安らぎを感じるために必要なことの一部になっている。


──『生命体』には今のあなたがよく反映されていると。

この本は他の本とは違う。もっと集中している。私自身が人間として、より集中するようになったから。あらゆる分野で、自分のやり方がもっと明確になった。役者として、スタンダップコメディアンとして、物書きとして、全ての行為が明確になった。

──親になることで、アーティストとしてどう変わった?

妊娠したときは、親になったら別の人間になると思ったけれど、どんな経験をしても自分は自分でしかない。でも、その経験は成長する機会でもある。私は母親になってほっとしている。おかげで私の全てを認められるようになった。これが私なんだ、って。


生命体(Lifeform)

生命体(Lifeform)
  ジェニー・スレート/Jenny Slate[著]
 リトル・ブラウン社/ Little Brown and Company[刊]


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