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オンライン訴訟手続きに、猫で登場した弁護士......「私は猫じゃありません」

2021年02月16日(火)17時15分
松丸さとみ

スナップ・カメラで類似フィルターは可能

一方で、まったく同じではないものの、似たようなフィルターを使えるとしているのは、テクノロジー関連のニュースサイト米CNETだ。デルの古いパソコンがなくても、類似のフィルターを使えるようになる。

必要なのは、Zoomカメラのフィルターとしてよく使用されている無料アプリ、Snap Camera(スナップ・カメラ)だ。スマートフォン用のチャットアプリSnapchat(スナップ・チャット)の会社スナップがパソコン用に開発したアプリで、Zoomで背景画像を使う際に、手持ちのグリーンバック(背景を透明にして別の画像を合成する技術に使う青や緑の背景)がない際に、よく使われている(ウィンドウズに関しては、最近はこのアプリがなくてもZoomでバーチャル背景の使用が可能になっている)。

スナップ・カメラでは、「レンズ」がフィルターにあたる。ここで検索窓に「kitten」(子猫)などの言葉を入れて検索し、好みのものを選択。Zoomの設定画面で、ビデオを選び、カメラからプルダウンでスナップ・カメラを選べば、猫のフィルターが使えるようになる。

ただし実際に試してみたが、ポントン氏と同じ猫の顔が使われたフィルターは複数あるものの、あそこまで精巧に動くものは見つけられなかった。やはりまったく同じフィルターを探すのは難しいようだ。

以前、同じくスナップ・カメラのフィルターで、上司がオンライン会議でじゃがいもになってしまったというハプニングが話題になったことがあった。これも、スナップ・カメラのフィルターをうまく外せずに、じゃがいものままミーティングを続けたというハプニングだ。

フィルターは予想外の動きをする可能性もあり、思わぬところで猫になったりじゃがいもになったりしてしまうかもしれないため、大切な会議の前はあらかじめカメラをチェックするなどの注意が必要だ。

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