最新記事

英国でビーガンが急増、しかし関係者からも衝撃的な発言が相次いでいる

2019年09月06日(金)15時45分
松丸さとみ

「ビーガン食では脳が必要とする栄養素を十分補えない」?  Raluca Ioana Cohn-iStock

<英国では今、ビーガン(完全菜食主義者)になる人が急増しているが、関係者からも「健康のためには勧めない」などの発言が相次いでいる......>

ビーガン人口が急増している

肉を食べない人を「菜食主義者」(ベジタリアン)というが、卵やチーズ、魚などを含む動物由来のものを一切口にしない人は「ビーガン」と呼ばれ、日本語では「絶対菜食主義者」または「完全菜食主義者」などと表現されている。

英国では今、ビーガンになる人が急増している。英ビーガン協会によると、ビーガン人口は2018年、英国の総人口の1.16%に相当する60万人に上った。うち42%は2018年に完全菜食主義に切り替えた人だ。いかに急増しているかがうかがえる。ビーガン協会によると、英国では2018年、世界中のどこよりも多くのビーガン向け新商品が発売された。一方で米国でも、ビーガン人口は2017年に1960万人となり、2014年から600%増加したという。

菜食主義の味方、ホールフーズCEOが衝撃発言

しかし最近、ビーガンにとって衝撃的な発言が重なった。

まず、ビーガンの強い味方であるはずの「ホールフーズ」のトップが、大豆などで作った「ベジタリアン・ミート」(ベジミート)は「環境にはいいけど体には悪い」と発言したのだ。ホールフーズは、自然食品やベジタリアン食品などを扱う大手スーパーで、全米で展開する他、カナダや英国にも進出している。最高経営責任者(CEO)のジョン・マッキー氏は、20年にわたりビーガンを貫いている。

米国のビジネス専門ニュースチャンネルCNBCの中でミレニアル世代を対象としたサイトCNBC Make Itとのインタビューに答えてマッキー氏は、「かなり加工された食品を食べることが健康的だと私は思わない。無加工の食物を食べることで人は健康になるんだと思う」と述べ、ベジミートについて「健康のためには勧めない」と発言した。

マッキー氏は、ベジミートは人の想像力を捉えて非常に人気になっていると説明。しかし「原材料を見ると、とにかくものすごく加工されている」と指摘した。CNBC Make Itは、別の栄養士もベジミートについて「必ずしもビーフよりも健康的というわけではない」と話したとしている。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

訂正ビットコイン、5日続伸で6万ドル台視野 ETF

ワールド

バイデン政権、中ロへの個人データ移転制限へ 大統領

ワールド

ロシア軍、アブデーフカ近郊のステポベ制圧 ウクライ

ビジネス

トヨタ、第2回労使協議で賃上げ要求に回答せず 次回
今、あなたにオススメ

RANKING

  • 1

    メーガン妃は今でも「プリンセス」なのか?...結婚で…

  • 2

    「高慢な態度に失望」...エリザベス女王とヘンリー王…

  • 3

    「ロイヤルな風格と優雅な姿」...シャーロット王女の…

  • 4

    エリザベス女王が「誰にも言えなかった」...メーガン…

  • 5

    シャーロット王女の「ただならぬ風格」...5つの「フ…

  • 1

    「ロイヤルな風格と優雅な姿」...シャーロット王女の…

  • 2

    メーガン妃は今でも「プリンセス」なのか?...結婚で…

  • 3

    「自分が望むようになっている」...メーガン妃の「疎…

  • 4

    「高慢な態度に失望」...エリザベス女王とヘンリー王…

  • 5

    エリザベス女王が「誰にも言えなかった」...メーガン…

  • 1

    シャーロット王女の「ただならぬ風格」...5つの「フ…

  • 2

    エリザベス女王が「誰にも言えなかった」...メーガン…

  • 3

    「高慢な態度に失望」...エリザベス女王とヘンリー王…

  • 4

    イギリス経済にも大貢献...キャサリン妃の「世界的指…

  • 5

    なぜ女性の「ボディヘア」はいまだタブーなのか?...…

MAGAZINE

LATEST ISSUE

特集:世界が愛した小澤征爾

特集:世界が愛した小澤征爾

2024年3月 5日号(2/27発売)

圧倒的情熱でクラシック界に新風を吹き込んだ「世界のオザワ」がわれわれに遺したもの