最新記事

英王室

メーガン妃のインスタ復活を求める声が拡大中

2018年6月4日(月)18時25分
松丸さとみ

メーガン妃のインスタ復活を求める声は多い Dominic Lipinski-Reuters

英国王室は個人アカを持たないのが暗黙のルール?

英国のハリー王子との婚約を発表してから数カ月後の今年1月、当時米国の女優だったメーガン・マークル(現メーガン妃)はインスタグラムのアカウントを削除した。その時点で、英国王室で個人のインスタ・アカウントを持っている人はいなかったため、ファンも諦められる部分があったかもしれない。

しかしその数カ月後の今年3月、英国王室で個人のインスタを開設したメンバーが出てきたことで、少し様子が変わってきた。「メーガンのインスタ復活」を希望する声が湧き上がってきたのだ。

英紙エクスプレスによると、王室のソーシャルメディア(SNS)に関する「公式ルールは特に知られていない」。しかし世界的な著名人たちなのに個人的にSNSをしていないため、王室メンバーはアカウントを持たない、というルールがあるのは簡単に推測できる。

その代わりに英国王室は、インスタグラムFacebookツイッターYouTubeのアカウントを運営しており、公式なニュースはこうしたアカウントから発信される。また、ウィリアム王子の家族とハリー王子夫妻に関しては、それぞれの家族が暮らすケンジントン宮殿の公式アカウント(インスタグラムツイッター)が最新情報を発信している。

プリンセスがインスタを開始

しかしその流れを変えたのが、ユージェニー王女だ。エリザベス女王の次男、アンドリュー王子の次女で、王位継承順位は9位になる。英国王室で初めて、個人のインスタ・アカウントを開設したのだ。初めての投稿は国際女性デーの3月8日。それから約3カ月、6月4日現在のフォロワー数は16万5000人に達している。

メーガン妃がわざわざ削除したのに、ユージェニー王女はいいの?という疑問が湧いてくる。インスタグラムなどSNSの個人アカウントを許される王室メンバーとそうでないメンバーの違いはどこにあるのだろうか? 前述のエクスプレスによると、ユージェニー王女とメーガン妃の最大の違いは、「王室の活動が公務か否か」のようだ。

RTS1T2R1a.jpg

インスタを始めたユージェニー王女 Kirsty Wigglesworth-Reuters

ユージェニー王女はアートギャラリーでフルタイムの仕事に就いている。王室メンバーとしてスピーチなどを行うこともあるが、アートギャラリーの仕事が本職だ。ユージェニー王女は、王室の活動を公務として行なっているわけではない、とエクスプレスは説明する。しかしウィリアム王子夫妻やハリー王子夫妻は、王室の公務が本職なのだ。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

ロシア国営宇宙企業トップ、スターリンクの対抗事業開

ワールド

EUは26年末までにロシア産原油輸入停止を、ポーラ

ワールド

米銃撃事件で警官3人死亡・2人重傷、ペンシルベニア

ビジネス

日経平均は史上最高値を更新、足元は達成感から上げ幅
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:世界が尊敬する日本の小説36
特集:世界が尊敬する日本の小説36
2025年9月16日/2025年9月23日号(9/ 9発売)

優れた翻訳を味方に人気と評価が急上昇中。21世紀に起きた世界文学の大変化とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「日本を見習え!」米セブンイレブンが刷新を発表、日本では定番商品「天国のようなアレ」を販売へ
  • 2
    中国は「アメリカなしでも繁栄できる」と豪語するが...最新経済統計が示す、中国の「虚勢」の実態
  • 3
    1年で1000万人が死亡の可能性...迫る「スーパーバグ」感染爆発に対抗できる「100年前に忘れられた」治療法とは?
  • 4
    「二度見した」「小石のよう...」マッチョ俳優ドウェ…
  • 5
    燃え上がる「ロシア最大級の製油所」...ウクライナ軍…
  • 6
    【クイズ】世界で最も「リラックスできる都市」が発…
  • 7
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影…
  • 8
    中国山東省の住民が、「軍のミサイルが謎の物体を撃…
  • 9
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 10
    【クイズ】世界で1番「島の数」が多い国はどこ?
  • 1
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影...目覚めた時の「信じがたい光景」に驚きの声
  • 2
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれば当然」の理由...再開発ブーム終焉で起きること
  • 3
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサイルが命中、米政府「機密扱い」の衝撃映像が公開に
  • 4
    【クイズ】次のうち、飲むと「蚊に刺されやすくなる…
  • 5
    科学が解き明かす「長寿の謎」...100歳まで生きる人…
  • 6
    「二度見した」「小石のよう...」マッチョ俳優ドウェ…
  • 7
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 8
    【クイズ】世界で1番「島の数」が多い国はどこ?
  • 9
    「なんて無駄」「空飛ぶ宮殿...」パリス・ヒルトン、…
  • 10
    観光客によるヒグマへの餌付けで凶暴化...74歳女性が…
  • 1
    「4針ですかね、縫いました」日本の若者を食い物にする「豪ワーホリのリアル」...アジア出身者を意図的にターゲットに
  • 2
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 3
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果物泥棒」と疑われた女性が無実を証明した「証拠映像」が話題に
  • 4
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 5
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影…
  • 6
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
  • 7
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
  • 8
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれ…
  • 9
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 10
    プール後の20代女性の素肌に「無数の発疹」...ネット…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中