あなたのパートナーにも当てはまる？...サイコパスが恋人を操る「意外な方法」とは？

Dmitry Vechorko-Unsplash

＜「ナルシスト・サイコパス・マキャベリスト」3つの危険な性格を持つ人々は、とある方法で他者をコントロールすることが最新研究で明らかに＞

多くの人にとってハグは好意的な行為だが、米ニューヨーク州のビンガムトン大学（Binghamton University）による新たな研究は、愛情とは正反対の意味を持つ場合もあることを示唆している。

【写真】あなたも当てはまる？ 顔に表れるサイコパス・ナルシストの特徴...その見分け方とは？

研究チームは、「ダーク・トライアド（dark triad）」と呼ばれる性格特性――ナルシシズム（自己愛傾向）、サイコパシー（反社会性）、マキャベリアニズム（目的のために手段を選ばない傾向）――を持つ人は、恋愛関係において身体的接触を支配の手段として使う傾向にあると明らかにした。

「今回の研究の新規性は、問題のある身体的接触と、それを恋人に対して行う傾向のある性格との関係を明らかにした点にある」と、論文の著者で心理学者のリチャード・マットソン教授は述べている。

「こうした関係では、身体的接触が癒やしや親密さにつながらず、むしろ相手をコントロールするための手段として使われることがある」

触れ合いが持つ操作的な側面

これまでの研究では、「ダーク・トライアド」と呼ばれる性格傾向が顔つきに表れることや、そうした特徴を持つ人が魅力的に見えることがあると示されてきた。しかし今回の研究は、身体的な愛情表現に潜む「暗い側面」に焦点を当てている。