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これぞ王道、成長株を見極める5つのポイント

2018年6月28日(木)11時45分
株の窓口

4.時価総額が比較的小さい

成長株にとって、会社の価値を表す時価総額は重要です。


時価総額=株価×発行済株式数

たとえば、時価総額が4兆円を超えているファーストリテイリング<9983>のような大型株が、短期間のうちに株価が5倍や10倍にもなるのは簡単ではありません。なぜなら、企業価値の源泉である「売上(利益)」が、短期間で5倍や10倍になるビジネスモデルを新たに作り上げる、ということを意味するからです。

2016年11月末現在、日本の時価総額1位はトヨタ自動車<7203>の約22兆円ですが、ここから自動車以外のビジネスやまったく異なる業種業態で好業績を収めたとしても、現業の数倍以上のインパクト(企業価値)を短期間で出せるでしょうか?(なお、2013年には円安のおかげで同社の純利益は約2800億円から2.3兆円へと約8.2倍なりましたが、そのときでも株価は約1.6倍の伸びでした)

それに比べて時価総額が200億円以下の中・小型株は、新たなマーケットの創出や需要の開拓、企業買収による業績効果などによって、短期間で期待とともに業績を伴なった株価の大幅上昇が起こり得ます。文字どおり5倍にも10倍にもなるケースがあるのです。

5.将来の「成長ストーリー」に陰りがない

成長株は、その成長性が期待されて買われているので、決算発表時の来期業績予想で増収増益がストップしたり、増益率が下がってしまったり、ネガティブ・サプライズ(予想外の悪材料の発表など)があったりすると、一転して大きく売り込まれます。成長が鈍化したと投資家たちが判断し、株価に乗っていた「高成長ストーリー」が剥がれ落ち、株価は大きく下落します。

ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>は、ゲームアプリ「パズル&ドラゴンズ」の大ヒットによって、2013年5月に株価が急騰しました。しかし、翌2014年には増益率が鈍化し、また次のヒット作も見当たらず、株価は急落したまま現在まで調整が続いています。

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このように、成長株でも、特に業績の変化が早い小型成長株は、値動きが荒いため、業績動向を常に注視し、機敏な投資を心がけることが求められます。

あなたもフォレスト・ガンプになれる?

成長株には、エムスリーのように長期間かけて業績が拡大してきた企業もあれば、ガンホーのように短期間で業績の変化が早い企業もあります。フォレスト・ガンプなら、「株式投資はチョコレートの箱のようなものだ、投資してみるまで中身はわからない」と言うかもしれません。いずれにせよ、銘柄選択をしっかりと行えば、大きな利益を手にする可能性があります。

ただし、ここで勘違いしてはならない重要なポイントがあります。それは、このような成長株投資は数か月といった期間ではなく、数年から10年以上をかける長期投資を前提していることです。もっと短期間で利益を出したい場合は、業績よりも株価の動向に注目したトレードを行うべきでしょう。

その特性をしっかりと理解し、じっくりと時間をかけて株式投資に取り組みたいという場合には、ぜひ「未来のアップル株」探しに乗り出してみてください。

※当記事は2017年2月8日にアップした記事の再掲載です。

[筆者]
岡田 禎子[おかだ・さちこ]
証券会社、資産運用会社を経て、ファイナンシャル・プランナーとして独立。資産運用の観点から「投資は面白い」をモットーに、投資の素晴らしさ、楽しさを一人でも多くの方に伝えていけるよう、執筆、セミナーなどで活動中。個人投資家としては20年以上の経験があり、特に個別株投資については特別な思い入れがある。
日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)
ファイナンシャル・プランナー(CFP®)

※当記事は「株の窓口」の提供記事です
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