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「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来

3D-PRINTED HOMES FOR UKRAINE

2026年3月30日(月)12時28分
宇佐見靖子 (ライター)
セレンディクスの3Dプリンター住宅組み立ての様子

パーツを組み立てることで工期と建設費を削減 COURTESY OF SERENDIX INC

<ロシアとの戦争で250万世帯の住宅が破壊されたウクライナ。そんななか、「ある日本企業」の技術に期待が高まっている──>

24時間で家を建てる──そんな偉業に日本で初めて成功したスタートアップ企業のノウハウが今、ウクライナ復興の一翼を担っている。

手がけるのは日本で唯一の3Dプリンター専業住宅メーカー、セレンディクス(兵庫県西宮市)。日本政府や国連工業開発機関(UNIDO)の主導の下、首都キーウ近郊で3Dプリンターによる帰還兵リハビリ施設の建設に取り組んでいる。


現在、ウクライナの建築法に合わせ、施設のデジタルデータを作成中だ。

同社によると、施設の組み立てに要する日数はわずか3日。現地の施工会社と連携し、3Dプリンターで全てのパーツを作り、約70平方メートルの施設を短期間で完成させる。3Dプリンター住宅は、戦争で約250万世帯の住宅が破壊されたウクライナで大きな期待を集めている。

3Dプリンターでコンクリートの層を重ねたパーツを作り、それを組み上げた建物は、耐震性や耐久性、防火性に優れ、壁を二重構造にすることで断熱性を確保できる。

加えて工期が短く、建築費用も現行の建物の3割ほどに抑えられるため、既存のコンクリート構造物の代替建築としての需要も高まっている。

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