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家電から有害な「超微小粒子」が大量発生している...ドライヤーやトースターからも検出【最新研究】

Home Appliances Emitting High Levels of Harmful Particles Revealed

2026年1月4日(日)09時50分
ダニエラ・グレイ (家族・ライフスタイル担当)
トースター

PublicDomainPictures-pixabay

<小型家電が放出する「見えないリスク」について>

小型家電から「超微小粒子(UFP:Ultrafine Particles)」が放出されており、子供の健康に影響を与える可能性がある──

韓国・釜山大学のキム・チャンヒョク教授らの研究チームによる調査と最新研究で明らかになった。


研究では、ヘアドライヤーやトースター、油を使用せずに高温熱風で揚げるノンフライヤー(エアフライヤー)といった家電製品について、超微小粒子(UFP)の発生量と搭載モーター(ブラシ付き/ブラシレス)の違いを比較。また、電熱コイルから発生する粒子についても分析した。

その結果、ブラシ付きDCモーターや電熱コイルを使用した上記の製品から有害な重金属を含む超微小粒子(UFP)が放出されることが判明。これらの粒子は肺の奥深くにまで沈着する可能性があるという。

近年、測定技術の進歩によって0.1マイクロメートル以下の超微小粒子(UFP)が注目されている。屋内環境での曝露が、屋外よりも深刻な影響を及ぼすケースも報告されている。

屋内由来の汚染源を正しく理解することが、公衆衛生政策における重要な判断材料になるとキム教授は指摘し、次のように述べる。

「日常的に使用する家電からの超微小粒子(UFP)排出量を減らすことができれば、屋内環境の改善につながり、特に子供にとっての慢性的な曝露リスクを大きく下げることが可能です」

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