「低山だから大丈夫」が招く遭難...日本一「救助要請が多い山」の現実
熱中症や脱水症で動けなくなるケースも
高尾警察署のサイトでは、高尾山で起こっている遭難事例を次のようにあげています。
・登山道の段差や木の根などにつまずいて、雨後は足元の悪い場所で転倒する
・夕暮れから夜にかけて周囲が暗くなり、どこを歩いているかわからなくなる
・水分や塩分の補給が足りないために熱中症や脱水症になる
高尾山でハイカーや観光客が救助を求めるのは、救急車を呼ぶのに近い感覚ではないでしょうか。それでも、警察や消防に設置されている山岳救助隊が出動して対応すると、1件の山岳遭難とカウントされるのです。
高尾山ほどではないにしても、これに似た例は全国のあちこちで起こって、遭難多発の数字を押し上げていると思います。富士山では高山病による体調不良が加わりますが、高尾山と同様、疲れて歩けなくなったという遭難がとても多いです。
また、神奈川県の大山(おおやま)でも、登山の用意や心がまえをしないで(または不十分で)登った結果、途中で動けなくなって遭難する例が多発しています。
山の遭難は、標高に関係なく低山でも起こります。また、登るのが難しい山や、岩場だらけの危険な山ばかりで起こるのでもありません。「どうして、こんな所で......?」というような場所で起こった遭難事例は、どんな所に危険が隠れているかを教えてくれる、絶好の反面教師といえます。
午後5時半で真っ暗になり歩けなくなる
丹沢山地(神奈川県)は首都圏の登山者に人気があり、四季を通じて歩かれています。そのなかで、最も登山者の多い山の一つに塔(とう)ノ岳(1491m)があります。低山というには少し標高が高いですが、ここで起こった典型的な遭難事例を紹介しましょう。
ある年の10月31日、男性3人(70〜71歳)は最寄り駅を9時ごろ出発し、隣にある鍋割(なべわり)山を回って塔ノ岳に登りました。鍋割山と塔ノ岳は展望のよい山で、とくに富士山と海(相模灘〜房総半島)の眺めにはだれもが感動するでしょう。
鍋割山から塔ノ岳にかけては、東丹沢では貴重なブナの美林が見られます。さて、男性たちは午後3時ごろに塔ノ岳山頂に到着しました。下山のコースは大倉(おおくら)尾根といい、登山口までまっすぐに下ります。あとは下るだけ、何の問題もないはずでした。
ところが約2時間30分後、見晴茶屋(みはらしちゃや)という山小屋のある所まで下って、彼らは歩けなくなりました。この時期の日没時刻は午後5時前ぐらいです。日没30分後、残照もほぼ尽きて暗くなったとき、だれも灯りにできる道具を持っていなかったのです。
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