ライフ&ヘルス
ネットで話題

「天才犬」は普通の犬と何が違う? 最新研究で明らかになった3つの特性

Top 3 Traits That Make Dogs Geniuses, According to Scientists

2025年12月5日(金)08時00分
リズ・オコネル
犬の賢さは生まれつきなのか、訓練できるものなのか(写真はイメージです) Robin Jonathan Deutsch-Unsplash

犬の賢さは生まれつきなのか、訓練できるものなのか(写真はイメージです) Robin Jonathan Deutsch-Unsplash

<天才犬に共通する3つの特性が新たな研究でわかった。この発見は「犬版IQテスト」の開発にもつながる可能性があるという>

いわゆる「天才犬」の特性は、好奇心、集中力、自己抑制力であることが最新研究で明らかになった。

ポーツマス大学ドッグ・コグニション・センターと、イエナ・フリードリヒ・シラー大学のドッグ・スタディーズ・ユニットは、何百もの物を名称だけで識別できる「ラベル学習犬」を特徴づける要素を初めて共同で調査した。この種の犬は「極めて稀」で、生得的な能力を持つと、ユリアーネ・カミンスキー教授は述べている。

サイエンティフィック・レポートに掲載されたこの研究は、英国、米国、スイス、オランダ、ドイツのラベル学習犬11頭を対象とした。犬種はボーダーコリー、ミックス犬、スパニッシュウォータードッグ、パグで、好奇心、問題解決、学習、記憶、人間とのコミュニケーションを測る8つの認知課題に参加し、その能力を示した。

その結果、これらの「天才犬」の3つの特性は、好奇心、集中力、抑制力であることがわかった。

ラベル学習犬は、新しい物を調べる時間が対照群の犬よりも明らかに長く、見る頻度も高かった。これは、新しい物へのより強い好奇心を示唆している。

また、これらの犬は特定の物に関心を示した。たいていの犬がおもちゃや物を無作為に探索するのに対し、ラベル学習犬は特定のアイテムに集中し、入念に調べる傾向があった。

さらに、自己抑制の点でも一般的な犬より優れており、衝動的反応を抑える抑制制御が重要な認知能力であることがわかった。

メンバーシップ無料
ニューズウィーク日本版メンバーシップ登録
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

レバノン、イスラエルの攻撃で70万人が避難生活=ユ

ビジネス

アサヒGHD、25年1-9月期は26.2%減益 シ

ビジネス

NZ航空が運賃引き上げ、中東紛争の影響でジェット燃

ビジネス

前場の日経平均は大幅反発、原油価格下落を好感 中東
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:教養としてのミュージカル入門
特集:教養としてのミュージカル入門
2026年3月17日号(3/10発売)

社会と時代を鮮烈に描き出すミュージカル。意外にポリティカルなエンタメの「魔力」を学ぶ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 3
    「一日中見てられる...」元プロゴルファー女性の「目のやり場に困る」密着ウェア姿がネットを席巻
  • 4
    40年以上ぶり...イスラエル戦闘機「F-35I」が、イラ…
  • 5
    ダイヤモンドのような「ふくらはぎ」を鍛える最短ル…
  • 6
    「巨大な水柱に飲み込まれる...」米海軍がインド洋で…
  • 7
    ホルムズ海峡封鎖、石油危機より怖い「肥料ショック」
  • 8
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 9
    プーチンに迫る9月総選挙の暗雲
  • 10
    なぜ脳は、日本的「美」に反応する? 欧米の美とは異…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 3
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 4
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで…
  • 5
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
  • 6
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られ…
  • 7
    【長期戦はイラン有利】米側の体制転覆シナリオに暗…
  • 8
    少子化に悩む韓国で出生率回復...昨年過去最大の伸び…
  • 9
    核合意寸前、米国がイラン攻撃に踏み切った理由
  • 10
    「死体を運んでる...」Google Earthで表示される「不…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 7
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 10
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中