レバノン、イスラエルの攻撃で70万人が避難生活=ユニセフ
国連児童基金は9日、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラと戦っているイスラエルの攻撃を受け、レバノンではこの1週間に70万人近くが避難生活を余儀なくされていると発表した。ベイルートで9日撮影(2026年 ロイター)
Ahmad Al Kerdi Maayan Lubell
[ベイルート/エルサレム 9日 ロイター] - 国連児童基金(ユニセフ)は9日、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラと戦っているイスラエルの攻撃を受け、レバノンではこの1週間に70万人近くが避難生活を余儀なくされていると発表した。戦闘は2週目に入った。
レバノン当局は、イスラエルの攻撃によりレバノンで500人弱が死亡したと発表し、犠牲者数は1日当たり100人程度増え続けていると非難している。
ユニセフ中東・北アフリカ地域事務所代表のエドゥアルド・ベイグベデル氏は「レバノン全土で約20万人の子どもを含む約70万人が自宅を追われ、避難生活を余儀なくされている」と報告した。また、「数千人もの子どもたちが寒く過密状態の避難所で過ごしている」と問題視した。
イスラエルのカッツ国防相は9日に軍北部司令部を視察した際、大規模な避難は「この地域をより安全にする」機会だとコメントした。イスラエル軍は8日、レバノン南部で兵士2人が死亡したと発表している。
レバノンは、首都ベイルートにある同国最大規模のスポーツ施設「カミーユ・シャムーン・スタジアム」を避難所に転用した。避難者たちは9日、寄付された衣類の箱を漁り、寒さをしのぐためのコートやセーターを探していた。市内各地には避難者用のテントも設営されている。
レバノンのスポーツ施設を統括するナジ・ハムード氏はロイターに対し「この危機が長引かないことを願っている」とコメントした。
2024年のヒズボラとイスラエルの戦闘では、レバノンで100万人を超える避難者が出た。





