海に「大量のマイクロプラスチック」が存在することを示す「衝撃映像」...脳や臓器に深刻な健康被害
Woman Reveals Just How Much 'Microplastic' Was Hiding on Hawaii Beach
人体の血液、臓器、脳にまで侵入して健康被害が
アムステルダム自由大学の環境毒物学者ディック・フェタークは、「プラスチック粒子が空気、飲料水、食物を汚染し、人間が吸入したり摂取したりするリスクが世界規模で高まっているという十分な証拠がある」と述べる。
アメリカ海洋大気庁(NOAA)によると、マイクロプラスチックは5ミリ以下の微粒子だ。大きなプラスチックごみが粉砕されたものや、スクラブ剤などの製品に使用されるマイクロプラスチックビーズだ。
最近の研究では、マイクロプラスチックとナノプラスチックが、血液、肺、肝臓、腎臓、さらには脳など、人体全体に存在することが確認されている。2024年の研究では、動脈プラークにマイクロプラスチックが検出された患者は、3年以内に心臓発作や脳卒中を起こすか、死亡する可能性が4.5倍高いことがわかった。
別の研究では、認知症患者の脳内で通常より高濃度のマイクロプラスチックが発見され、血管壁や免疫細胞にも顕著な蓄積が見られた。マイクロプラスチックが肝臓、腎臓、肺、胎盤、精巣、扁桃腺などの重要な臓器に害を及ぼす可能性も示唆されている。
カブレラがTikTokに投稿した動画に対しては、賛否両論が上がっており、ふるいの中のプラスチックはマイクロプラスチックではないと指摘する人もいる。「それらはただの小さなプラスチック片で、有害で環境には良くないが、私たちの体内にあるものと同じリスクはない」とのコメントもある。