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箇条書きはNG...心理学者が教える、マッチングアプリでの魅力的なプロフィール文の書き方

Psychologists Reveal Secret to Successful Dating Profiles

2026年3月23日(月)18時00分
ダニエラ・グレイ

<誇張や捏造も必要なし>

この仮説を検証するため、心理学者らは独身の参加者を対象に、3つの調査を実施した。各調査において、参加者は、物語的な自己提示、非物語的な自己提示のいずれかを示すよう意図的に調整されたプロフィール文を見た。

そして、プロフィール文を読んだ後、参加者は、その人物に対してどれほど共感を覚えたか、恋愛関係を進めたいとどの程度思ったかを評価した。


結果、すべての調査で、物語的なプロフィール文は非物語的のものより好意的な結果が出た。参加者は、物語を通して経験を共有した人物に対して、より強い共感を覚え、その共感が、恋愛的関心を高めたと報告した。

統計分析でも、共感がストーリーテリングと魅力の関係を媒介していることが示された。物語的なプロフィール文がより成功した理由において、共感が重要な役割を果たしていたのだ。

マーケティング心理学では、物語は人を感情的に引き込み、消費者の欲求や意思決定に影響を及ぼすことが知られている。研究者らは、同様の過程がマッチングアプリでも生じていると指摘。共感が人々に他者と関係を築きたいと思わせる動機になっているのではないかとした。

重要なのは、研究者らが、ストーリーテリングには誇張や捏造は必要ないと強調している点だ。むしろ、ありふれた日常の一場面であっても、それが生きられた経験の一部として描かれれば、単に関心事を箇条書きにするよりも、プロフィール文をいっそう魅力的なものにしうる。

ビルンバウムは「プロフィール文を人間味のあるものにし、真の感情的関与を促すことによって、ストーリーテリングはオンラインマッチングアプリの人をモノのように扱う性質に対抗している」と述べた。

「物語性のあるプロフィール文は、デート相手を探す人々に、相手候補を単なる商品ではなく同じ人間として見るよう促すとともに、本来は無機質になりがちなマッチングアプリという媒体の中で、つながりの感覚を育むのだ」

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