イギリス人は「嫌味っぽい」から...カンバーバッチ&コールマン「毒舌夫婦」が語る、映画『ローズ家』の魅力
War of the Words
カンバーバッチ あえて言うと、もう少しユーモアもある。オリジナル版は笑えるけれど、ものすごくダークだ。
コールマン (本作のほうが)ばかげたところも多い。
カンバーバッチ そうだね。それに、トニーはすごく冴えていた。僕たちをイギリス人のままにして、アメリカという文脈に置いた。そこから文化の衝突や誤解が生まれる。
結果として、2人はさらにイギリス人的になり、友人たちが感心する独特の毒舌やユーモアが、輪をかけてとげとげしくなる。それが与えるダメージに、本人たちが気付かないうちに。最初は愛情の印だった冗談交じりのからかいが、どんどんひどくなる。
──愛している相手をからかうのはいかにもイギリス人的で、それが誤解されることもあるという描写がとても面白かった。文化摩擦をネタにするのは楽しかった?
コールマン それはよかった。喜んでもらえてうれしい。





