日本の小説が世界で爆売れし、英米の文学賞を席巻...「文学界の異変」が起きた本当の理由
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だが最も印象深かったのは、それまで日本文学の国際的評価ということなら主流文壇中心のノーベル文学賞一点張りだったジャーナリズムが、日本作家が初の候補になったということで、エンターテインメントに贈られるエドガー賞に目を向けたことだ(ただし日系アメリカ人作家ならナオミ・ヒラハラが07年に同賞ペーパーバック賞を受賞しており、作家以外なら早川書房社長〔当時〕が98年に同賞特別賞エラリー・クイーン賞を受けている)。のちの2012年には東野圭吾の『容疑者Xの献身』(原著05年)英訳が同賞長編賞最終候補となった。

一方、イギリスには英国推理作家協会が授与するダガー賞があり、伊坂幸太郎の『マリアビートル』(原著10年、英訳21年)と『AX アックス』(原著17年、英訳23年)が、22年度と24年度にそれぞれ、同賞翻訳部門賞と同賞イアン・フレミング部門賞の最終候補作に選出された。

本年25年度には、王谷晶のクィア・ミステリー『ババヤガの夜』(原著20年)がついに同賞翻訳部門賞を受賞。こうした流れだけでも、既にゼロ年代より、わが国の主流文学のみならず大衆文学の国際化にも熱い視線が注がれるようになった傾向がうかがわれよう。
何より強調したいのは、新鋭作家マシュー・パールをも魅了した翻訳の質である。04年、桐野がエドガー賞候補になった時、私は原著と英訳を徹底的に読み比べた。
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