最新記事
セレブ

ケイティ・ペリー、蛍光色ビキニでヘリから「劇的ジャンプ」披露も「二度と気候変動を語るな」と批判続出

2024年8月16日(金)13時35分
千歳香奈子
ケイティ・ペリー

ケイティ・ペリー Waqas 302-Shutterstock

<婚約者オーランド・ブルームと一緒に海に飛び込む写真・動画を公開して新曲「LIFETIMES」を宣伝したケイティ・ペリーだが...>

歌姫ケイティ・ペリーが8月12日、婚約者の俳優オーランド・ブルームと共に休暇先のイタリア・サルデーニャ島で、ヘリコプターから海にダイブするアトラクションに挑戦した様子をインスタグラムで公開。

【写真】【動画】蛍光色ビキニで海にダイブするケイティ・ペリー...今月上旬には海水浴中にビキニがずり落ちるシーンも

「空に星があるように、あらゆる人生において、あなたと私はお互いを見つけるだろう」と新曲「LIFETIMES」の歌詞の一部をキャプションに添え、大胆な行動で8月上旬にミュージックビデオ(MV)をリリースしたばかりの新曲を宣伝し、「すごい」「トム・クルーズの次回作に出られるね」など驚きと称賛の声が上がった。

蛍光オレンジのビキニを纏ったケイティと海パン姿のオーランドがヘリコプターから勢いよく飛び降りる瞬間を捉えた写真に加え、オーランドの「1、2、3!」のかけ声に合わせて手をつないで海に飛び込む過程を記録した動画も公開。さらに遠くからヘリコプターを撮影した写真もあり、少なくとも高さ6メートルはあるかのように見える海面に向けて落下する2人の劇的なジャンプシーンが写っている。

環境に悪影響との批判も

オンラインメディアのTMZによるとこれは、「バケットリスト(死ぬまでにしたいこと)」の一つだったようだが、「金持ちは気候変動なんて気にしないのね」と批判にも晒されている。

特に、ユニセフ(国連児童基金)の親善大使としてかつて「気候変動が世界の子どもたちに与える壊滅的な影響」について訴えていただけに、「二度と気候変動に関して語らないで。たった1回のジャンプで大気中に放出される燃料と有害物質はとんでもない量」と非難するユーザーもいた。

高価なレジャーが環境に悪影響だと批判されたケイティは、奇しくもタイミングを同じくしてスペイン東部沖バレアレス諸島の保護区域で新曲「LIFETIMES」のMVを無許可で撮影していたことが発覚し、環境を傷つけた疑いが浮上。地元当局の調査対象となっていることが13日、明らかになった。

MVではケイティがバレアレス諸島の1つ、エスパルマドール島の砂浜で飛び跳ねたり、寝転んだりするシーンがあり、「生態学的に大きな価値がある」という砂丘での撮影が問題視されている。

一方で、島内での撮影行為そのものが禁止されているわけではないため、「環境侵害の罪」に問われているわけではないという。ケイティからコメントは出されていないが、レコードレーベルはビデオ制作会社が必要な許可を取っていると反論している。

約4年ぶりとなる新アルバム『143』のリリースを9月に控えるケイティは、7月に発表した新曲「Woman's World」のMVを巡っても「時代遅れ」「性的」と批判を浴びたばかり。また、歌手ケシャから性的暴行で訴えられたプロデューサーのドクター・ルークと仕事をしていることでも非難されており、トラブルが相次いでいる。

[筆者]
千歳香奈子
北海道・札幌市出身。1992年に渡米し、カリフォルニア州サンタモニカ大学で写真を学ぶ。96年アトランタ五輪の取材アシスタントとして日刊スポーツ新聞社アトランタ支局に勤務。ロサンゼルス支局、東京本社勤務を経て99年よりロサンゼルスを拠点にハリウッドスターら著名人へのインタビューや映画、エンターテイメント情報等を取材、執筆している。日刊スポーツ新聞のサイトにてハリウッド情報や西海岸のトレンドを発信するコラムも寄稿中。著書に『ハリウッド・セレブ』(学研新書)。

ニューズウィーク日本版 世界最高の投手
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年11月18日号(11月11日発売)は「世界最高の投手」特集。[保存版]日本最高の投手がMLB最高の投手に―― 全米が驚愕した山本由伸の投球と大谷・佐々木の2025年

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

中国、今後5年間で財政政策を強化=新華社

ワールド

インド・カシミール地方の警察署で爆発、9人死亡・2

ワールド

トランプ大統領、来週にもBBCを提訴 恣意的編集巡

ビジネス

訂正-カンザスシティー連銀総裁、12月FOMCでも
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:世界最高の投手
特集:世界最高の投手
2025年11月18日号(11/11発売)

日本最高の投手がMLB最高の投手に──。全米が驚愕した山本由伸の投球と大谷・佐々木の活躍

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 2
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披露目会で「情けない大失態」...「衝撃映像」がSNSで拡散
  • 3
    「死ぬかと思った...」寿司を喉につまらせた女性を前に、男性が取った「まさかの行動」にSNS爆笑
  • 4
    「不衛生すぎる」...「ありえない服装」でスタバ休憩…
  • 5
    「イケメンすぎる」...飲酒運転で捕まった男性の「逮…
  • 6
    『トイ・ストーリー4』は「無かったコト」に?...新…
  • 7
    ヒトの脳に似た構造を持つ「全身が脳」の海洋生物...…
  • 8
    文化の「魔改造」が得意な日本人は、外国人問題を乗…
  • 9
    【写真・動画】「全身が脳」の生物の神経系とその生態
  • 10
    「水爆弾」の恐怖...規模は「三峡ダムの3倍」、中国…
  • 1
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 2
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披露目会で「情けない大失態」...「衝撃映像」がSNSで拡散
  • 3
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 4
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評…
  • 5
    「死ぬかと思った...」寿司を喉につまらせた女性を前…
  • 6
    「座席に体が収まらない...」飛行機で嘆く「身長216c…
  • 7
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 8
    ドジャースの「救世主」となったロハスの「渾身の一…
  • 9
    筋肉を鍛えるのは「食事法」ではなく「規則」だった.…
  • 10
    「イケメンすぎる」...飲酒運転で捕まった男性の「逮…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 5
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 6
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 7
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 10
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中