最新記事
エンターテインメント

「ぼったくり」「家族を連れていけない」わずか1年半で閉館のスター・ウォーズホテル、一体どれだけ高かったのか?

2023年5月24日(水)16時55分
千歳香奈子
「スター・ウォーズ:ギャラクティック・スタークルーザー」の客室

世界観に浸れる体験型宿泊に「人生最高の体験」という声もあったが(2022年2月24日、米オーランド) Lisa Richwine-REUTERS

<ライトセーバーの使い方を学べるなどでオープン当初こそ賑わった体験型ホテルだが、高額すぎる料金設定のせいで客室は埋まらず>

【動画】閉館が決まった「スター・ウォーズホテル」の映画並みに派手なCM

米フロリダ州オーランドのウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート内にある映画『スター・ウォーズ』の世界観に浸れる体験型ホテル「スター・ウォーズ:ギャラクティック・スタークルーザー」が、オープンからわずか1年半で閉館することが決まった。

宇宙船に乗り込み、スター・ウォーズの住人となって2泊3日ではるか彼方の銀河を訪れる航海ができるとして鳴り物入りで昨年3月にオープンしたものの、1人2400ドル(2人部屋を利用)という強気な宿泊料金があだとなり、9月末で航海を終えることになった。

価格は高級ホテルのスイートルーム並み

オープン当初こそ賑わっていたものの、その高額さから利用者は減少を続け、今年に入ってからは100室しかない客室が埋まらず、値下げを行っていることがネットで話題になっていた。

閉館理由は明らかにされていないが、4人で1部屋を利用した場合でも合計6000ドルと高級ホテルのスイートルーム並みの価格のため、「だまされた」「高価な窓のない客室」と不評を買っていたという。

体験型宿泊を謳っているだけあり、乗客は豪華宇宙船「ハルシオン」のゲストとして航海に参加するというストーリー設定のもと登場する映画のキャラクターたちと触れ合い、ミッションをこなし、ライトセーバー訓練に参加し、特別料理も楽しむことができる。パーク内にあるテーマランド「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」を訪れてミレニアム・ファルコンに乗船することもでき、心ゆくまでスター・ウォーズの世界に没入できる。

庶民には高嶺の花

宿泊料金にはエンターテインメントやアルコール等を除く飲食、「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」への入場料も含まれており、一家5人で7000ドルを支払った宿泊者は「人生最高の体験」だったと振り返り、閉館する前にもう1度訪れたいとメディアの取材で述べている。一方で、「料理は水準以下」「プロのカメラマンによる写真撮影など別料金のオプションでぼったくり」など、価値に見合わないとする批判的な意見も多く出ていた。

メンバーシップ無料
ニューズウィーク日本版メンバーシップ登録
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

ウクライナ、対ロ圧力維持のためエネルギー施設を長距

ワールド

ナスダックが調整局面入り、中東リスクとAI懸念が重

ワールド

米・イスラエルとイランの緊張続く、トランプ氏「協議

ワールド

米軍が対イラン作戦への水上ドローン実戦配備認める、
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:BTS再始動
特集:BTS再始動
2026年3月31日号(3/24発売)

3年9カ月の空白を経て完全体でカムバック。世界が注目する「BTS2.0」の幕開け

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ヘンリー・メーガン夫妻の豪州訪問に3万6000人超の反対署名...「歓迎してない」の声広がる
  • 2
    作者が「投げ出した」? 『チェンソーマン』の最終回に世界中から批判殺到【ネタバレ注意】
  • 3
    「俺たちはただの人間だ」――BTSが新アルバム『ARIRANG』に託した想い、全14曲を【徹底分析】
  • 4
    意外と「プリンス枠」が空いていて...山崎育三郎が「…
  • 5
    デンマーク王妃「帰郷」に沸騰...豪州訪問で浮かび上…
  • 6
    まずサイバー軍が防空網をたたく
  • 7
    中国最大の海運会社COSCOがペルシャ湾輸送を再開──緊…
  • 8
    トランプが誤算? イラン攻撃延期の舞台裏、湾岸諸国…
  • 9
    「予想よりも酷い...」ドラマ版『ハリー・ポッター』…
  • 10
    三笠宮彬子さまも出席...「銀河の夢か、現実逃避か」…
  • 1
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公開...母としての素顔に反響
  • 2
    【銘柄】「三菱商事」の株価に高まる期待...ホルムズ海峡封鎖と資源価格高騰が業績を押し上げ
  • 3
    「マツダ・日産・スバル」が大ピンチ?...オーストラリアの「NVES規制」をトヨタが切り抜けられた理由
  • 4
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 5
    レストラン店内で配膳ロボットが「制御不能」に...店…
  • 6
    三笠宮彬子さまも出席...「銀河の夢か、現実逃避か」…
  • 7
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する…
  • 8
    中国の公衆衛生レベルはアメリカ並み...「ほぼ国民皆…
  • 9
    イランは空爆により核・ミサイル製造能力を「喪失」…
  • 10
    韓国製ミサイル天弓-II、イラン戦争で96%迎撃の衝撃 …
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 7
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 8
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 9
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 10
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中