「ぼったくり」「家族を連れていけない」わずか1年半で閉館のスター・ウォーズホテル、一体どれだけ高かったのか?
また、せっかくディズニー・ワールドを訪れたのならミッキーにも会いたい、パレードや花火のショーも見たい、シンデレラ城にも行きたいとなるのは必然で、「スター・ウォーズ」以外のアトラクションやパークも同時に楽しもうとすると、家族4人1週間の滞在で2万ドルが必要だとの声もあり、庶民には高嶺の花だったことも否めない。
Incredibly disappointed the #StarWars #GalacticStarcruiser is shutting down. It was an amazing experience I got to enjoy with two of my long-time friends who are fellow @StarWars fans. Disappointed the price point was so high and that I won't get to take my family someday. pic.twitter.com/dboaBNIvpx
— Nate Kuester (@TFG_Nate) May 18, 2023
一方、「中古車を買えるほどの値段設定でなければ、もう少し営業を続けられたかもしれない」など閉館を惜しむ声もある。また、ファンの友人同士で参加して素晴らしい体験をしたとツイートした男性は、「高すぎて家族を連れていけないのが残念」と本音を綴っている。
ディズニーは旅行需要の回復でテーマパークの業績は順調だったものの、動画配信部門の赤字拡大が続いていることなどから夏前に総計7000人の人員削減を行うこと表明している。
[筆者]
千歳香奈子
北海道・札幌市出身。1992年に渡米し、カリフォルニア州サンタモニカ大学で写真を学ぶ。96年アトランタ五輪の取材アシスタントとして日刊スポーツ新聞社アトランタ支局に勤務。ロサンゼルス支局、東京本社勤務を経て99年よりロサンゼルスを拠点にハリウッドスターら著名人へのインタビューや映画、エンターテイメント情報等を取材、執筆している。日刊スポーツ新聞のサイトにてハリウッド情報や西海岸のトレンドを発信するコラムも寄稿中。著書に『ハリウッド・セレブ』(学研新書)。