芸術家は気候変動をどう描く? 人間と自然との関係性について警告を発するアート9選
Climate Change in Art
09. 『私たちのエコロジー』
森美術館(東京)
1982年夏、アーティストのアグネス・ディーンズは地球温暖化と経済格差への抗議として、資本主義を象徴するニューヨーク・マンハッタンの約8000平方メートルの区画(10億ドル相当)に小麦を植えて収穫した。それから約40年の時と海を超え、彼女の作品が今年秋、東京・森美術館にやって来る。日本も高度経済成長期に環境問題を無視した。私たちは誰で、地球環境は誰のものなのか──ディーンズの作品は今もわれわれにそう問いかける。(展示は10月18日~2024年3月31日まで)

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2025年7月15日号(7月8日発売)は「大森元貴『言葉の力』」特集。[ロングインタビュー]時代を映すアーティスト・大森元貴/[特別寄稿]羽生結弦がつづる「私はこの歌に救われた」