日本には「大きなチャンス」も...AI実装が一気に進むと予測される今年、「AIで勝つ」方法とは
日本よりも後に、経済的な豊かさを手に入れた国に行くと、「この空港、きれいだな」と感じることってありますよね。再開発が終わっていない日本の街より、はるかに洗練されているような場所もたくさんある。それは、課題先進国ならではの「痛み」だと思います。
ビルのメンテナンスや高速道路の柱の点検など、インフラ的な部分には人が足りていなくて材料も高いとされてしまう。人間がすべてを見ていくのは、すでに不可能なレベルです。とはいえ、傷んでいるのがわかってから工事したのでは遅いかもしれない。だから、インフラの検査、インスペクションから、簡単なメンテナンスや掃除といったことまで、AIやロボットに担わせる。
そうしたAIの使い方は、いつの時代でも、世界中で必要になってくるはずです。課題先進国の日本だからこそ、トップランナーとして世界に発信していける可能性があると思います。
アフターAIを生き抜くための「熱中」
──学生と触れ合う機会も多いシバタさんの目から見て、『アフターAI』に関心をもつ若い読者が、「アフターAI」の社会を生き抜いていくために触れるとよい情報などがあれば、ぜひ教えてください。
ひとつ前提としてお伝えしたいのは、世の中にある情報、本に収録されている内容は、AIが人間よりも早く読めてしまうので、知識を蓄えること自体に意味がなくなっているということです。そうして情報が溢れているからこそ、長期間にわたって自分がハマれるものを見つけたほうがいいという話を、若い人たちにはよくしています。対象は何でもいいんです。スポーツでもいいし、料理でもいいし、「プラモデルをずっと作りたいです」というのでもいい。





