日本には「大きなチャンス」も...AI実装が一気に進むと予測される今年、「AIで勝つ」方法とは

2026年4月9日(木)15時25分
flier編集部

短い間の試験勉強でいい成績をとるというところには、もはや人間の価値はなくなっている。AIのほうが賢いですから。その部分で人間側が勝つことは、もうないでしょう。

だから、知識を詰め込むより、何かにハマったほうがいいんです。勉強しなきゃ、仕事だからやらなきゃというようなものは、AIのほうが効率よくできるわけですから、どんどんAIに置き換えられていく。AIは超短時間のうちに一番効率的な答えを出すことに関して極めて長けていますが、一見すると無駄に思えるような対象に熱中することはできない。子どものころから異常に料理が好きで、ずっと料理をしていればハッピーですという人こそ、AIには考えつかないようなレシピやビジネスを創出するものです。


よく冗談として出すのですが、画像や写真の共有サービスであるPinterestの創業者は、もともと昆虫を集めるのが趣味だったんです。虫を集めているだけだと「気持ち悪い」と感じる人もいると思いますが、昆虫収集をやりつづけていたからこそ、インターネット上できれいな画像を集めるサービスにつながって、アメリカで上場するほどの会社に成長した。

だから、虫が苦手な人の子どもが虫集めを趣味にしていたとしても、この子は大丈夫かなと思わないでほしいです。そうして何かハマれるものがあること自体、本当に素晴らしいことだから。

就職活動なども、やらなきゃいけないからやるだけのことで、それがすべてではない。好きで続けられるものを見つけて、それを突破口にして生き方を、社会をひらいていけるんだ、ということを、一番大きなメッセージとして、若い人に伝えたいです。


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シバタナオキ

NSV Wolf Capitalにて、マネージングパートナーとして、シリコンバレーの新興VCへのファンド投資、スタートアップへの直接投資を担う。エンジェル投資家として50社以上のスタートアップへ投資実績あり。楽天執行役員、東京大学助教を経て、スタンフォード大学の客員研究員として渡米。米国シリコンバレーでAppGroovesを起業。「決算が読めるようになるノート」を創業(2022年に事業譲渡)。東京大学大学院工学系研究科技術経営戦略学専攻 博士課程修了(工学博士)。著書は『MBAより簡単で英語より大切な決算を読む習慣』(日経BP)、『テクノロジーの地政学』(共著)(日経BP)。

◇ ◇ ◇


flier編集部

本の要約サービス「flier(フライヤー)」は、「書店に並ぶ本の数が多すぎて、何を読めば良いか分からない」「立ち読みをしたり、書評を読んだりしただけでは、どんな内容の本なのか十分につかめない」というビジネスパーソンの悩みに答え、ビジネス書の新刊や話題のベストセラー、名著の要約を1冊10分で読める形で提供しているサービスです。

通勤時や休憩時間といったスキマ時間を有効活用し、効率良くビジネスのヒントやスキル、教養を身につけたいビジネスパーソンに利用されており、社員教育の一環として法人契約する企業も増えています。

このほか、オンライン読書コミュニティ「flier book labo」の運営など、フライヤーはビジネスパーソンの学びを応援しています。

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