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プライベートクレジット3兆ドル市場に警戒...水面下で金融危機の火種

2026年3月17日(火)11時34分
本誌米国版編集部
プライベート融資は第2のサブプライム?

企業破綻で新たな金融危機への懸念が膨らむ AP/AFLO

<銀行を介さずに、投資ファンドなどが融資するプライベートクレジット市場が膨張している。他方で、第2のサブプライムローン、金融危機との懸念もある>

銀行を介さずに、投資ファンドなどが融資するプライベートクレジット市場は、今や世界全体で3兆ドル以上に達するともいわれる。ところが、水面下で金融危機が醸成中だとの懸念が膨らんでいる。

プライベート融資の価値は多くの場合、内部の推定による。そのため潜在的リスクが増大していても、安定しているように見せかけることができる。2008年の世界金融危機を引き起こしたサブプライムローンに似た構図だ。


このところの企業破綻や異例の資金引き揚げを受けて、業界では警告の声が上がる。米JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモンCEOは昨年10月、信用市場に「ゴキブリが1匹いるなら、もっといるはずだ」と発言した。警戒すべき兆候は3つある。

突然の企業破綻で厄介な疑問が生じていること、償還圧力による流動性リスクの露呈、銀行システムへの伝染リスクだ。信用市場の問題はしばしば、いくつかの予想外の破綻で始まる。さらなる「ゴキブリ」への不安は広がりそうだ。

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