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ディズニー新CEOが語る「大胆な新戦略」...映画・テレビから「AI・テーマパーク」重視へ

New Disney CEO Josh D’Amaro Outlines Plans for Future

2026年2月10日(火)18時21分
ジェームズ・ラシュトン (本誌記者)

ジョシュ・ダマロとは何者か?

ボブ・アイガー(左)とジョシュ・ダマロ

現在54歳のダマロは、1998年にディズニーに入社。ディズニーランドやウォルト・ディズニー・ワールドでの要職を経て、現在はディズニー・エクスペリエンス部門の会長を務めている。

同部門は、世界12のテーマパーク、57のリゾートホテル、クルーズ事業、イマジニアリング、グローバルな消費者向け商品事業を統括する。

2020年2月にテーマパーク部門のトップに就任したダマロは、新型コロナウイルス感染症によるロックダウンを経て、営業再開後は、賛否を呼びつつも財務的にはパークを成功に導いた。現在は、世界で約18万人のキャストメンバーを率いている。

インスタグラムで18万4000人以上のフォロワーを獲得するなど、ソーシャルメディアでも強い存在感を示している。パークを頻繁に訪れ、来園者やキャストメンバーとセルフィーを撮影し、アトラクションに乗る様子やディズニーキャラクターと交流する写真を投稿することでも知られる。

ディズニーの今後は?

報道によると、ダマロは来月、CEOに正式就任する。引き継ぎ期間中、アイガーは助言役的な立場に移り、体制移行は3月18日に行われる予定だ。

ディズニーは、今後10年間で総額600億ドルを投じ、エクスペリエンス部門の拡張を進める方針を示している。新たなアトラクションやエリア、ホテル、クルーズ船、テクノロジーへの投資が含まれ、この部門がディズニーの財務的将来において中心的な存在となりつつあることを裏付けている。

対面型体験への大規模投資に加え、オープンAIへの10億ドル投資や、AIを創造性を高める手段と位置づけるダマロの姿勢は、スタジオ部門、イマジニアリング、消費者向け体験全体に高度な技術がさらに統合されていく可能性を示唆している。

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