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日経平均5万4000円台でも東京ディズニー株は低迷...それでも「売上高1兆円戦略」に綻びが見えない理由

2026年2月5日(木)15時52分
中島恵 (明治大学 経営学部兼任講師*DIAMOND Onlineからの転載)

2035年に1兆円を目指す注目はクルーズ参入

長期の経営戦略も確認しましょう。OLCは2035年度に売上高1兆円以上を掲げており、今後10年で3000億円以上、売上高を増やす戦略です。

2000年代の売上高は3000億円台で推移し、14年3月期に4735億円、コロナ禍前の19年3月期に5256億円と初めて5000億円を超えました。この事実からも、コロナ禍に年パスを廃止し、チケット値上げと有料ファストパス導入で客単価を上げる施策に転じてから急速に売上高を増やしていることが分かるでしょう。


1兆円戦略の内容は、テーマパーク事業、ホテル事業、新規参入するクルーズ(豪華客船)事業に分けられます。テーマパーク事業では、東京ディズニーランドとシーに継続的な追加投資を行い集客します。

ホテル事業では、富裕層向けの高価格帯ホテルを拡充していきます。インバウンド需要の伸びや円安が続けば、もっと高付加価値な客室づくりは十分可能でしょう。世界的に見れば、日本のホテルはまだ高くありません。海外のラグジュアリーホテル市場では1泊50万~200万円の部屋こそ人気があるのです。

そして何より目玉が、28年度就航予定のクルーズ事業です。米ウォルト・ディズニー社ではクルーズ事業に力を入れており、2031年までに13隻に拡充する計画です。船内はミッキーやミニーなど人気キャラクターが描かれ、グリーティングやステージショーが行われます。プールやレストランもいくつもあります。

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