米連邦準備理事会理事、企業のAI導入により雇用鈍化につながる可能性を指摘
米連邦準備理事会(FRB)のバー理事は6日、企業による人工知能(AI)ツール導入が一部セクターの雇用鈍化につながっている可能性があるとの見方を示した。写真はワイオミング州ジャクソンホールで8月撮影(2025年 ロイター/Jim Urquhart)
米連邦準備理事会(FRB)のバー理事は6日、企業による人工知能(AI)ツール導入が一部セクターの雇用鈍化につながっている可能性があるとの見方を示した。
バー理事はライブ配信されたイベントで、低雇用・低解雇の停滞状態が続く労働市場環境において、一部セクターの「低雇用」にAIが影響を与えている可能性があると指摘。また、現在の経済は、所得・資産の上位40%を占める層とそれ以外の人々の間に大きな格差がある「二速経済」の様相を呈していると述べた。
このほかバー氏は、FRBはインフレに関して進展しているものの、まだやるべき仕事は残っているとの見方も示した。
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