「これからはインドだ!」は本当か?日本企業が知っておくべきインドビジネスの可能性と落とし穴
在インド外資企業に立ちはだかるBIS規制とは?
Q:では、ビジネスチャンスは製造業にあるのか。
A:日本企業にとっては製造業はビジネスチャンスが大きい領域と言えるだろう。インド政府は「メイク・イン・インディア」を推進し、インド国内で製造する外国企業向けに優遇策を打ち出すなどして、海外の製造業の誘致を積極的に図っている。ただしビジネスに関わる規制は依然多い。
その中でも、インドで外資系製造企業を悩ませるのがインド標準規格局(BIS)による強制認証制度の存在(いわゆるBIS規制)だ。
Q:BIS規制とは?
A:BIS規制に定められた製品をインドに輸入する場合や、インド国内で販売する場合、認証を事前に取得しておく必要がある。製造業者自身が申請をする必要があり(インド国内の輸入業者の代行申請不可)、工場ごと、製品ごとに個別の申請が必要だが、近年BISの申請数が大きく増加している背景もあり、取得に必要な期間がこれまでの平均6カ月からさらにかかるケースが増えている。
インド政府は公にはしないが、毎年多額の貿易赤字を計上する中国からの製品輸入を規制することを主な目的に、BISの対象品目が大きく増加している。BIS規制は国ごとに定められているわけでは無いため、対象品目にあげられた製品をインドに輸出する場合は、一律でBIS認証を取得する必要があり、日本の製造業にとって大きなリスク要因となっている。
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